わたしの中で野球はスポーツじゃなくなりました。
野球は今でも続けている好きな趣味の一つですが、不満は山のようにあります。

野球を通じて多くの友人や仲間ができ、体を鍛えるきっかけになったり、
心豊かになる多くのことで感謝しています。 だからこそ改定してほしい
し、そうすることで人気が下り坂なのに歯止めをかけてほしいと。

でもこの国で一番人気という驕りと、日本特有の頑固さゆえか、いまだに
学校中心スポーツであり、首脳陣も流動性や透明性がなく、野球協会を
一本化できないまま時が過ぎていて絶望的だと常々思っていました。

そういうのもあって見放していたけど、このたびのボールの件でもうスポーツ
であるという見方さえ、変えた方がいいと判断しましたね。
どう見るのかといえば興行でしょう。

何をいまさらと言われるかもしれないど、やっぱスポーツと見たかった。
興行だと娯楽を提供するものという意味合いがありますから。
でもしょせんは・・・収入が目的の競技なんですね・・・

スポーツとして考えたとき、まず前提になるのがルールでしょう。
特に使用する道具、服装、グランドやコートは、どの競技も厳密に規定され
ていて、野球も例に漏れずといいたいところですが、ご存知のようにスタジアム
さえバラバラになっています。

それに加え、一番メインのボールも世界共通じゃないどころか、チームで
バラバラなら、そもそもホームランの価値とかどうなるのって思いますよね。
今から考えると甲子園のラッキーゾーンなんてお笑いの産物でした。

また重要なものとしてジャッジがありますが、こちらについてもビデオ判定
とか、ストライクゾーンを機械判定できるような開発もなされません。
なぜだろうと考えていたけど、興行だと思えばすべて合点がいきます。

他のスポーツのほとんどは世界選手権が絡み、国別対抗の戦いになります
から、厳密な判定、より正確で納得のいくものでなければなりません。
中東の笛とか、ホーム裁定なんかが問題視される競技も、あからさまな
ものがあれば当該審判は除名処分を受けます。

問題発生の多くが、時間の流れが早い競技が多く、いちいち試合を止めて
しまうと成立しないという状況があります。
でも野球は時間制限も特にないし、スピード化が図られているとはいえ、
他の競技に比べるとのんびりしている方でしょう。
それでもギリギリの判定に録画を採用しないのはどうもおかしい。

でも、もういいです。
野球にはどうなってほしいとか、こうあってほしいとか期待しません。
少子化で子供の多くがサッカーに興味を向けているそうだけど、抗えるような
状態ではありませんしね。今年はワールドカップイヤーだし、また盛り上がる
ことでしょう。野球よ、さらば!