2014年04月27日

誰でも出来る?

一昔前のテレビは素人参加番組がたくさんありましたよね。
その中からプロになったり、もちろん素人とはいいながら半プロのような
人たちもいたでしょう。それでも芸能プロダクションは今ほど多くなかった
と思うし、影響力もさほどではなかったと思う。 

ターニングポイントはやっぱバブルの頃かな。
たけしがよく語っているけど、当時の番組は今から考えてもクレージーで
タイトルコールだけでハワイで撮影とか、ヘリコプター移動などとにかく
湯水のごとくお金を使いまくったというか、使える状態だったという。

そこに群がるのも当然でしょうね。
オイラの記憶する当時では、エキストラのバイトをしてた友人がいて、素人
をある程度集められるというだけでも結構お金をもらっていたらしいから、
そういうのの延長線として業界に入っていった人も多かったでしょう。
そして素人をあまり採用しなくなった頃から、番組や映画やありとあらゆ
る芸能関係の色彩がかなり変化してしまったと思う。

というのも、ずっと前は芸能界に憧れたり入るのは、まともな職業に就けな
いからという正直差別的な部分が残っていました。
芸能界もプロスポーツも当たれば国民的スターや一般人が一生かかっても
稼げないような莫大な給料がもらえるとはいえ、ある意味博打。

でもそういう人はほんの一握りであとは有象無象のチリと消えて行くどころか、
悲惨な目にあったり、何もかも失うことも。
それがいつしかご令嬢やご子息が目指すようになり、テレビをはじめとした
会社にも東大クラスの人たちが入社するようになり、バブル期には希望の
就職先ランキングの上位を占めるようになっていました。

政治家と同じく芸能界にも二世タレントが増えていくのも自明の理なんでしょう。
華やかな世界、裕福な世界、憧れと羨望の世界が保障されるとしたら、
我が子を芸能界に入れるのも当然といえば当然です。

ところがスポーツ、歌、お笑いに関しては滅多なことで二世が活躍するという
ことがありませんよね。DNAが受け継がれてるとはいえ、感性とか才能
そして運の領域が尋常ではないんでしょう。
だからほとんどの二世は俳優になっています。

さてさてここからオイラの独断と偏見に入っていくのですが、そう考えると芸能
のうちで一番生ぬるいのは俳優の世界ではないだろうかと感じてきました。
言っちゃ悪いけど誰にでもできるってね。

とはいえ、一応見てくれがしっかりしてないと採用はされません。
逆をいえば容姿端麗であれば猫も杓子も状態になってないかな・・・と。
そして現在の映画やドラマには役者一筋の人よりも歌手、お笑い、モデル、
アイドルのような人たちがほとんどとなってきました、もちろん二世も。

映画やドラマはカット編集ですから、演技が酷くても作ることはできるでしょう。
しかし感動するもの、素晴らしいもの、名作と呼ばれるような作品と、単に
出演者のネームバリューだけのものを同類にするのが腹立たしい。
ていうか、役者の人たちはそういう現状をどう見てるのかと思う。

美男美女のいい役者さんも確かにいいけど、周囲を取り巻く出演者までもが
同じような人間ばかりになってしまったのと、元々が他の分野で活躍する芸人
なんかだと色が濃くて邪魔をするというのが個人的感想。

味のある人、透明な人、醜い人、不快をもよおす人、完全な悪人・・・いわゆる
バイプレーヤーがいいと主演も話も輝くというものです。 
そう考えると年配の俳優にはまだまだ真の役者さんがいるけど、若い人たち
には育ってない印象があります。
ドラマやテレビの視聴率が下がっている今こそ、もう一度素人を発掘するよう
な冒険がほしいですね。

輝く人ほど不遇だったり、不憫だったり・・・でもその環境から這い上がったから
こそ、常人にはない何かがあると思うんです。
プロ野球でもレギュラーが固定するよりも若手の台頭や、そこから新旧の争い
になり新陳代謝が活発になるチームほど人気がありますしね。
既得権益のようなってしまった世界に明日はないでしょう。 

taka1346yu at 22:39│テレビ