2014年05月21日

スポーツの行く末

地元の草野球シーズンが始まりました。
それにしても年々寂しくなっていく現状に、将来への不安を感じます。
帰省したころに今のチームに入れてもらったんだけど、当時は22チーム
くらいあり、試合の振り分けもすさまじいものがありました。
それがいまや8チームですからね。

人口の減少はもちろんあるけど、一昔前ならほとんどの人が野球をしてた
から、上手い下手にかかわらず草野球程度なら参加できたでしょう。
いつの頃からか「したことがない」という子が増え、「好きじゃない」という声
に変わり、最近は「興味すらない」というようになったような感じ。

Jリーグ開始の頃から少年サッカーに関わるようになったんですが、当時
はまだまだ野球全盛で、いつの日か少年野球に追いつく日、もしくは逆転す
る日が来ることはあるのかと仲間たちとも話していたのも隔世の感があります。 

野球しか知らないとJリーグ人気はどうなってるの?と思うでしょう。
着実に根付いているし、何より構想が確実に進行しています。
というのも、目的がワールドカップ優勝ですから、日本全国にサッカーの
根を植え付け、以前はサッカー王国といわれた数県が高校サッカーなど
の優勝を争っていたのを全国に分散させました。

一時代の日本代表は出身者がほぼ同じだったのが、今では日本全国に。
そしてJリーグも1部から3部まですべての経営が順調ではないにせよ、
野球のように1社ではなく数社が出資できるようになっていますから、まだ
まだ成熟してはいないけど持ちこたえていると思います。

これについては野球でもパ・リーグの人気定着に似てますね。
地道なファンサービスでテレビ中継に頼らず、スタジアムに足を運んでも
らうようにしたことで、なかなかの集客力を誇っています。

問題はテレビ中継に頼っていたチームの凋落。
関西のテレビ欄には阪神戦こそ健在ですが、巨人の試合はほとんどあ
りません。BSでちらっとやってるくらいでスカパーとかに加入しないと厳し
いでしょう。またテレビでやってるからこそ身近で憧れの対象になっちた
のがどんどん遠ざかってしまった感じもします。

サッカーでは県や近県のプロチームがコーチング講習してくれるんです。
もちろん子供たちへの直接指導もあるし、野球が12チームで2軍を含
めたら24もあるのに、ほとんどが大都市に集中し、アマチュア指導もなく、
プロアマの壁があまりにも高いのに比べ、サッカーは全県にプロチームが
あるんじゃないかな。

何より子供たちは憧れの選手を作り出すでしょう。
まだ情報と娯楽が少なかった昔に比べ、今では海外中継でさえ鮮明な
画像で見られる時代になり、受け手の思いも激変してきました。
野球も大リーグ中継があるというのに、世界戦がないのが厳しい。

そして先日のスポーツニュースに最近の少年スポーツにおいて、過去「5」
をつける評価の子はほとんどがサッカーに行ってしまうというものでした。
確かに野球の目もあるオイラが見ていても「この子が野球してたらスゴ
イだろうな」っていう子が少年サッカーにたくさんいます。

以前は野球部の中に陸上なんかも優れた子がたくさんいたのに、聞けば
県レベルの子はほとんどがサッカーだと聞きました。
「足の速い子は不器用」という印象があるけど、コーチの教えもいいのか、
上手い子が増えていて、さながらメッシのようなプレイをするシーンも目にします。

小学生のころは俊敏性、中学では基礎運動能力そして高校では戦術、
戦略を教えるのが成人あたりをピークに持っていく正しい道のりだと思います。
それを小さい頃に全国大会やテクニックに走るような教え方をしていると、
成人になってから周囲に抜かれたり、いわゆる燃えつき症候群になっている
例をたくさんみてきました。すばらしい才能がありながら残念で仕方ありません。

特に高校の全国大会でケガをしてもこの大会にかけるなんていうクソのよう
な考え、最低でしょう。
スポーツが好きな人たちと話をすると何が楽しいのか、それは自身の成長して
いく実感や、勝利することで自信をつけ、仲間が増えることというのが多い。
野球は確かに後戻りできなくなっているけど、サッカーでも勝利至上主義の
チームが少なからずあるというのを耳にします。

今後は子供の取り合いになっていくことが予想されると、残るには何が必要で
何をすべきじゃないのかをじっくり見据えていきたいですね。 
オイラ自身は教えた子達が成長し、コーチに戻ってくれたり、一緒にプレイし
たり出来るようになることで間違ってないと考えています。 

taka1346yu at 22:52│スポーツ