ここんとこ集団的自衛権と原発問題をよく目にします。
あの美味んぼの鼻血描写の件で、そちらについての意見を見聞きするの
ですが、もっと基本に返りなぜ日本のような小さい国に54基もの原発が
あるの?っていうことを思いました。しかも現在は全停止ですから。

同じような印象を受けるのが空港です。
確か1県に1空港があるんじゃないかな。
それを維持するために補助金が使われ、無駄な研修と称した旅行が問題に
もなっています。

さらに似ているとか渦中にあるのが世界遺産とかのような認定もの。
あとクールジャパンをなんとかみたいなのも、なんで国がそこまでやろうとす
るのか不思議で仕方ありません。
すべてにおいて権益のようなものを拡大しているだけだと。

そのくせ間違っていても否定とか、後に引かないからなあ。
冤罪事件をみていればわかるでしょう。
はっきりわかっていてもかなりの年月が経ってから、なぜそうなるかというと
当時の捜査員や裁判官が死んでいなくなるのを待っているんだとか・・・酷い。

そう見れば原発でも様々な種類があり、新しいものから老朽化したものまで
あるわけで、新しいもので使える、古いから廃炉しようじゃなく、どれも同じよ
うに扱われています。また高速増殖炉のように海外では完全に失敗と認定
されているのに、止められない日本という図式。 

いろんなものを維持するのに莫大な税金が使われます。
取りやすいところというか、払わなくてはならないところから取れるようにし、
大勢の人が苦しむのもそうしたシステムだからこそでしょう。
光熱費が下がり、公共料金も下がれば、給料が安くなっても影響はないはず。
そうじゃないのに下がるから苦しいんですよね。

ずっと前にオーストラリアやカナダに行った時、月に9万あれば生活は十分て
いう話と現状を見せられたときに衝撃を覚えました。
じゃあなぜGDPが世界何位だって誇っている日本が、これらの国の人たちより
汲々としてるんだろうと思い始めたのがその頃からです。

ただ当時は今よりもまだまだ日本も良かった頃ですからね。
その頃の写真をみると、ほとんどの人が将来の不安もなく、まだまだ楽しそうな
印象があるけど、以降日本の暗黒時代に突入し、二十歳前後の子は日本の
全盛時代を知らないという世の中に突入しました。

解決方法の一つはやっぱエネルギー問題でしょう。
これが上手くいけばかなりの率で変わっていくと思われます。
その根に原発がからんでくるのですから・・・
中国との争いの根本もそこにあるし、今の国際紛争の多くもそこでしょう。

福島の問題は偶発だと感じません。
日本の多くの根っこの問題の象徴だと思うし、もし解決の道に進まなければ
もっと大きな問題が日本を直撃すると予言しましょう。
まさか生きてるうちに阪神淡路大震災、東日本大震災のような経験をするとは
思ってもいませんでした。

過去をさかのぼると大災害から立ち直ることで進歩してきたように何か意味
があると思います。 韓国の沈没船事故に多くの人が教訓をみているように
日本にとってのそれがまさに原発問題なんでしょうね。