面白くないテレビ番組が多いけど、日本の技術や伝統、文化で素晴らしい
ものを紹介するのは好きでけっこう見る。
すごい人がいるなあ、よく続いてるなあ、維持するのはたいへんだろうと。

しかしこういうのを気持ち悪いだの、変だのいう意見をみる。
日本は長年自虐史観に毒されてきたといわれ、その反動の自惚れだという
んだけど、まったくおかしいと思うな。

自国のものを素晴らしいと思うことはどこの国もそうだし、そうあるべきでしょ。
ただ、だからといって他国のものが劣っているとか、侮辱したり、バカにする
行為はダメだとは思う。

例えば先日見た番組では日本のバスや地下鉄のシステムを紹介してました。
ご存知のように正確で安全性、快適性、お客様重視のサービスは目を見張る。
だからといって海外の鷹揚なタイムスケジュールやワイルドな情景はその国
の事情であって、それらの国行った日本人は逆に楽しんでいる。

一昔前には確かにバカにする日本人もいたとは思うけど、最近はあまりにも
システマティックなため、日本にはないものを求める人もいて、よく趣味や娯楽
が多様化したといわれているけど、そうした価値観も多様化し、他文化を尊重し、
理解する人が増えたからこそ国際的になったといえるように感じますね。 

もちろん日本の欠点もたくさんあるし、解決しなければならない問題は山積み。
そういう部分は好きになれず、逆に見習いたい国もあります。
いいとこばかりもダメ、嫌いばかりもダメ、やっぱバランスでしょう。

これを自分ちとか、住んでるところとして考えれば、嫌いが多ければどこかに
引越しするでしょう。日本人は止められなくても、嫌なら国外に行けばいい。
また好きになる努力、いいところを見つける努力をしなければ、何でも文句を
言う人というのはそうした傾向がない人だと感じます。

最近は外国人と話す機会が減ったけど、多かったころに自国を悪くいう日本人、
好きになろうとしない日本人に外国人は避ける印象がありました。
当時はオイラも自虐史観の影響で、あまり日本アゲをしなかったけど、逆に
彼らに注意され、そうした思いは恥ずかしいことだと教えられました。

愛国心というと、やっぱ拒絶してしまう部分もあるけど、自分のふるさと、国を
好きだという気持ち、愛する気持ちはもちろんあります。
まだまだ知らない日本の良さをもっともっと知りたいですね。