2014年11月09日

レジェンドの一つに

普段はほとんど見ないのに、たまたま見てたらちょうど羽生選手の
激突シーン、スポーツをやってる人なら瞬間的にヤバイと思った人は
多いと思う。全身が緊張状態にあるときと弛緩状態での激突には
天と地ほどの差があり、彼の場合は見てなかったため後者。

倒れこんだときは氷上ということもあり、脳震盪100%だと思った。
なぜ救急はかけつけないのか?どうなってるの?
その心配をよそに立ち上がり、その後は演技もして2位。
本当に驚きました。そして・・・

ネット上やいろんなとことでは物議をかもしてましたね。
多かったのがなぜ演技を続けさせたのかというもの。
オイラもはじめはそう思いました、普通は絶対に棄権。

しかし考えてみれば個人競技のため、集団競技と違い交代はないし
少し時間をもらってというルールもなさそう。
本人が決断しないかぎりは続行か、中止かを第三者が決めるのは
相当の覚悟と決断が必要でしょう。ましてや王者ですからね。

この前も多くの救助場面に遭遇したというのを書きました。
脳震盪の場合だと、本当に記憶がなくなってるんですよね。
言動もおかしいし、脳内の出血してないか気になります。

また羽生選手が数針縫ってますが、逆に外傷がはっきりしてる方が
安心できる部分でもある。また骨折や捻挫はできるできないが、
直接本人が判断できます。

そのため、氷上にどれだけの衝撃で打ち付けたかが心配でした。
例えば口頭で本人にあれこれ質問し、どの程度の返答でOKを出す
かについては、相当の知識と経験を要し、ある人ほど慎重になる
んじゃないでしょうか。

そのため意見をみると一流アスリートほど危険を指摘してたと思います。
軽いと思った一度のことで、一生を棒に振るようなこともありますし、
あのとき休んでおかけば、あのとき無理しなければ・・・一流の人ほど
挫折した人を知り、自分も経験し、運を感じているでしょうから、スタッフ
の不手際に対しての怒りの意見も上がっていたように思いました。

ここからは想像ですが、羽生選手は痛みを感じてなかったと思います。
選手は競技になるとドーパミンが大量に出て、ある種特異な状況に
なってるはずですから、麻酔なしで縫ったり、ちょっとくらいのケガは何も
感じないものです。しかし、終了後に緊張がとけた後はさぞ痛かったでしょう。

翌日の方が車椅子で移動してたりしてましたけど、そういうものですね。
ただこういう経験は選手生命に影響することもあります。
というのも、無茶なことにリミッターがかかるか、かからないか。
一流の人ほど凡人にはできないパフォーマンスをするわけで、それは
完全にクレージーな領域になります。

そこにリミッターがかかってしまえば、一流の座から降りることになるでしょう。
普通は加齢による肉体の変化や、気持ちの衰えで自然にそうなっていく
ものなんですけど、ケガによってそうなってしまう選手もまた多いようです。

震災からくじけずにがんばった彼には、常人にはない何かがあると信じて
ますから、今回のことも次へのステップになると祈ってます。
多くの人に感動を与えた分、彼には素晴らしいパワーも注入されているでしょうから。
 

taka1346yu at 22:52│スポーツ