安倍総理米上下院議会演説、AIIBそして安倍談話・・・
行われる前はわあわあ騒ぐけど、期日が過ぎれば音沙汰なしw

反対だの賛成だの圧力をかける連中は、それさえすればいい
だけで中身については何も考えてないんでしょう。
特にAIIBは今現在の中国の経済状態を考えれば、不参加という
神風が吹き助けてもらったようにさえ感じられます。

最近は一定の距離を置いているから気持ちをもやもやさせずに
済むけど、これがもしと考えればかなり恐ろしい。
推進した連中はネット一覧表になってますから、永遠に忘れられ
ない刻印を押されましたw

ただ世界遺産については静かにはなっているけど、かなり動かし
たといっていい感じ、それも国民というよりは外務省の方で、あれ
ほどこけにされればその怒りは半端ないようで、たぶん韓国側の
方がいまさらながら焦っているでしょう、自業自得!

さてさて安倍談話ですが、お見事のひとこと。
村山、河野談話のような行き当たりばったりのようなものじゃなく、
大勢のブレーンのもと、しっかり吟味され、一部の人にのみ受ける
内容というよりは最大公約数的な印象は否めないけど、それでも
反論が出しにくいある意味無難にまとめられていました。

その無難に左右のとんがった人たちは不満を残しているようだけど、
過去の体たらくを考えれば及第点というよりは合格点でしょう。 
特に後の子孫に責任を負わせてはいけないという文言に感銘を
受けました。

これについて一部の記事では加害者側が言うべきじゃないなんて
反論してたけど、何を言ってるんだろうと・・・ある人がこういう例を
あげていました。

自分が犯罪を犯してしまった。謝罪し、賠償もし、刑にも服した。 
それから何十年が経ったのに、なおも自分の子供や孫にまで
謝罪や賠償を求められたらどうなるだろう。
しかも被害者は当事者じゃなくなってしまっているというのに。

これになお加えると、その被害者といわれる人たちも清廉潔白に
歩んでいるかといえばそうじゃなく、現在進行で問題を起こしている。
その問題を他者へ責任転嫁すべく、声を荒らげていて第三者の
人たちは眉をしかめているのが現状。

その第三者アメリカは日本は世界平和に貢献する素晴らしい国と
いう賛辞を贈ってくれました。過去に一番死傷者を出した相手が
これなのに、実際そこまでじゃない連中がああだこうだと言うのは
心底見苦しいだけでしょう。

私たちは多かれ少なかれ何かの被害にあってます。
騙されたり、怪我をさせられたり、壊されたり・・・
その都度揉めるけど何十年も恨みを続ける人は少数派で、中には
事故で命を失ったり、災害に巻き込まれたりなんていうこともある
けど、生き残った人や家族はそれらを乗り越えてがんばっています。

そういう人を応援したいし、いつか自分がその立場になってしまって
も、乗り越える勇気や力のある人間になりたいと思うもの。
逆にそこに留まってしまえば永遠に不幸なままでしょうね。
生み出されるものはな~んもありません。

戦争ではおじ、つまり父の兄も二人亡くなっています。
大阪にいた親戚は一家全員が空襲で亡くなりました。
他の親戚も命はあれど、財産を失ったりいろいろです。

そして父は兄弟も多くかなり苦労したようですが、泣き言を聞いたこと
がありません。ただ言うのは「当時はみんながそういう時代だった」と。
自分だけが不幸じゃない、みんなが不幸で、みんながそこから這い
上がろうとしてたんだから、とにかく前を向くしかなかった。

日本中の家庭でそれぞれ悲しい物語があったでしょう。
それぞれに悲しみを受け止め、亡くなった人たちを慰めることはあって
も、大本営のせいだ、アメリカが憎い、原爆が・・・なんていうのは少し
方向性が違うように感じます。

もし憎むというか、そういうパワーを向けるとしたら、戦争に向かった
原因でもある当時の政治体制や世の中の風潮を注視し、正しい
ことが言えない言論封殺とか、虎視眈々と日本を狙う勢力への監視、
誰が得をするのか表面ではわからない裏を考えるなど、勉強ができる
というものじゃなく、人として賢い者になるのがいいですね。

安倍談話を聞いていろいろ考えました。
ただ安倍首相にしても外交面では賛成ですが、国内の経済、エネルギー
政策、政治体制なんかは反対の部分が多いです。
それでも過去の総理よりはタブーや利権を少しずつ破ってくれるんじゃ
ないかと期待はしてるんですけどね。

それには他力本願ではなく、国民一人一人も現状を打破する勇気や
子孫の未来を考えるようじゃないと政治には反映されないでしょう。
そういう国になることが戦争やその他亡くなった先人への恩返しだと
地方の片田舎から偉そうに考えてみましたw