ネットの話題としてあがっていたのが、屋台のおでん屋さんの話で
最近はアルコールを飲まず、おでんだけを食べて帰る人が増えて
おり、利益があがらないと嘆いているのだという。

これに対しネットの意見は、チャージ料をとれ、突き出しを出せば
いい、おでんの値段を上げて飲み物を下げれば・・・などなど。
たぶん記事を書いた側はおでん屋さんの嘆きを聞かせようとした
のかもしれないけど、世の中は甘くなかったw

自分が過去に嘆きとしてあげたのはラーメン屋とかの回転率勝負
の店で、客待ちがあるにもかかわらず、食事後にのんびりくつろい
でいるのは野暮だというのを書きました。

もちろん待ちの人がいない時間なら問題なし、とはいえ客のこちらが
やきもきするよりも店側の問題なんですけどねw
根本は店側がそうした客に言わないのがダメという話になるでしょう。

客の側として深刻なのは、飲酒運転撲滅というのもあります。
少し前まで飲酒運転に対して大らかな時代がありました。
ご存知のように厳罰化の波が来て、運転手以外にも同乗者や酒を
提供した店にも罰則が強化されています。

そういうのを含め、時代は確実に変わっていくものですから、それに
対応できない方が悪いということにもなってくるでしょう。
と、ここまで考えてふと頭をよぎるのがTPPです。

こちらについても心配なことがたくさん、不安要素でいっぱいです。
でも時代は確実にグローバル化に向かっているので、遅かれ早
かれ国境を越えた貿易の波がやってくることでしょう。

日本の開国なんて時には今以上の衝撃と不安があったはず、それま
でに安泰だった商売も激変を迎えました。
じゃあ日本はそれでダメになりました?
たぶん多くの人は進化したと思ってるんじゃないでしょうか。

今NHK朝の連続ドラマあさが来たが好調です。
こちらのあらすじを見てみると、日本女子大を作った主人公の波乱
万丈の人生を表したものですが、彼女は京都の豪商のもとに生まれ
その後は大阪の両替商、現在の銀行に嫁ぎ、時代の波を泳ぎます。

時は折りしも幕末の激変期、多くの両替商がつぶれ、商売も鞍替え
せざるを得ない状況下で、水を得た魚のように動き回る人たちの話
は今の日本に欠けている何かを暗示してくれてるような気がします。

数年前、中国は嫌がらせとしてレアアースの日本への輸出を制限しま
した。すると日本は代替品を発明し、レアアースを無効化させ、逆に
中国を追い落とす結果となりました。

どちらの例からも思うのは、窮地に立たされてもアイデアと工夫で何と
かしてきた人やそれ以上に進化させた人が多いということです。

誰しも安穏とした生活を脅かされるのは嫌ですよね。
でも悲しいかな時の流れはそうはいきません。
家にいてもテレビをはじめとした家電製品は変わるし、外に出れば
インフラや持ち物もどんどん変わっていきます。

そうなれば人の心も変わるだろうし、価値観も変わるでしょう。
なんかおでん屋さんの話からずい分かけ離れてしまったけど、店主の
嘆きを理解しつつも、やはり生き残るためには自分も考え、対応して
いかなければならないんですよね。

そう考えると日本が良いように変わる時は必ず痛みがやってくると考え
ます。それに対応するには情報、分析そして決断というか行動力かな。
田舎でもぼーっとしていられませんw

農業は確実に変わるでしょうから、それに伴いいろいろあるだろうと。
とにかくアンテナを立て、友人知人から話を聞いて心する日々です。
明日ははたして・・・