地元の兵庫県知事選に勝谷誠彦氏が立候補を表明した。

現知事は井戸敏三氏で四選している。
自分はこの人が嫌いではない、過去の知事や他府県の知事に比べても
きちんと仕事をしてきた人だと思う。

また阪神大震災で疲弊した兵庫県を立て直すべく、橋下元大阪府知事より
も県庁改革を行ってるし、特に悪い評判も聞かない。
でもさすがに五選は良くないと思う。

名物と言われる人や人気があったり、手腕が評価された人でも多選後の
ものはほとんどが最低最悪になっている。
それでとうとう辞めざるを得なくなるのがパターン。

よく韓国の大統領やアメリカでもそうだけど、任期末期には確実に支持率が
下がり、レームダックなんていわれるのに似ている。
政治家はやはり選挙、自分が落ちるかもしれないという恐怖心があればこそ
目線は選挙民に向くと思う。けど、そうじゃなければ・・・

じゃあ後継者はいないのかって話になる。
これについても任期中に育てる必要があるしもしくは育つ土壌を作らないと。
いくら有能な人でもこれが出来なかった人は無能といわれても仕方がない。

会社経営なんかがわかりやすいよね。
例えばホンダやトヨタでも世界屈指の大企業だけど一代で終われば評価はどう
言われます。やはり続くことが最大の課題であり有能な経営者であるかどうか
で、ダイエーのように名物社長がいたけど無くなってしまえば過去の話。

政治家の中でも首長は一般の議員とは違い行政のトップなので経営者に近い
感覚が必要だと思う。もしその人が成果を出したにしても長続きしなければ、
バブルと同じでただの懐かしい思い出で終わってしまう。

これを兵庫県に戻すと、後継者を作っておかなかった現知事はダメだと思うし、
いい仕事をされているのにそれを禅譲してないっていうのも残念。

自分の地元北部は日本国内でも疲弊してる地方の一つなんだけど、高速化とか
最近はメタハイなんかの協力もしてて少しだけ希望があります。
井戸知事は理解を示し、香住港から県の実験船を貸し出したり、日本海広域連携
なんかにも積極的に参加したりしてます。

比較されるのが隣県の鳥取でしょう。
こちらは2期と決まってるはず、そしてプロパーではなく外部から優秀な人を呼び
県の営業マンのように頑張ってる姿は有名ですよね。

兵庫県には伸びしろがかなりあると思う。
現知事は何とか持ちこたえてくれたとは思うけど、最新のデータでは兵庫と神戸
からの人口減が著しいというものもありました。
一時は急成長してた三田地域も停滞してると思われます。

だから勝谷氏を推すかといえば、まだ政治方針を聞いてないんでw
その他の候補についてもまだわかりません。
ただ心底多選だけは反対というのが現時点でいえることです。