加計学園の問題で出てきたのが獣医師会というムラの存在。
資格者を増やさないようにすることが彼らの願いなのだという。

その昔は医師、歯科医師、弁護士などでも同様のことが聞かれた。
ただ我々が知らないそうしたムラはまだまだたくさんあると思う。

それを見つけ出してくれるのがメディア、ジャーナリストの役目だと
いうのに、逆にムラ側にいる。
そういう彼らも新聞ムラ、地上波ムラの一員だからかなw

さてさて資格の話になると所有者が過剰に溢れるとどうとかこうとか
言われるけどはたしてそうだろうか。

獣医師の問題で言われていたのがその免許を持つ公務員の少なさ。
狂牛病や鳥インフルエンザなどでは行政がからんでくるため、獣医師免許
を持つ人がいれば何もない人よりは格段の違いがあったといわれている。

そこでピンときたのが、もし医師、弁護士・・・いろんな免許を持ちながら
ジャーナリストやマスコミ、公務員にいれば世の中の議論はもっと変わって
くるんじゃないでしょうか。

一般社会でも資格や免許を取る人は多い。
いくつか持っていることで仕事にも幅ができる。
自動車免許、簿記、英検・・・比較的楽に取れる。
ならば医師免許や弁護士資格ももっと一般的になればどうだろうと。

気象予報士なんていうのもかなり難しいとされる。
当たらないくせに、なぜそんなに大事にする必要があるんだろうw

こういうのもいつものことで規制、天下り、利権がよぎる。
こんなの一般資格の一つになるくらい簡単でいいでしょう。

パソコンだってひと昔前は特技になったじゃないですか。
でも今や誰でもやってる物の一つであり、これが仕事の前提にもなっている。
もしパソコンが難しい資格で、その取得がないと使えないとなれば日本の発展
はどうなっていると考えますか?

特権にしてしまうのはひと昔前の朝鮮王朝を思い出します。
貴族は文字の読み書きができるが一般にはさせない。
そうして愚民化させることで自分たちの既得権益を長く守り続けた。
しかし国力は・・・

日本は逆に寺子屋で広く一般に読み書きそろばんを覚えさせたことが、明治維新
以降の急激な発展の基礎となったといわれています。
そう考えると今の日本の制度がいかに酷いか・・・

日本で世界的にも通用するようなものってほとんどが入り口が広い。
アニメ、漫画、ファッション、食、建築、伝統ものなどその気になれば入り口に
立ちやすい。でも中に入ると競争は激しく、そこから淘汰されて行きます。

かたやムラのものは入り口も厳しく、試験の壁は厚い。
しかし一度通ってしまうと競争は甘く、そのため世界にはほとんど通用しない。
たぶん日本の政治や官僚が三流といわれるのもそこなんでしょうw

こういうのを突破してくれるのは誰なんだろう。
いつ、どこで始まるんだろう。
今回のメディアの取り上げ方が問題になったことで、きっかけになってほしいと願います。