昨夜はA代表がハイチ戦、今日はU-17W杯の予選フランス戦がありました。

偉そうに上から目線で書きますがw
双方に共通した印象がフィジカルの弱さ、パスが不正確、シュートの枠付近
にいくのが少ない、トラップが下手、パスもらってから探す、一歩目が遅い。

もうプロ化が進んでから何年になるんだろう。
四半世紀は来てるのに。

まずフィジカルについてはいくらでも対処できると思う。
ただしサッカー以外の競技もやらせるべき。

日本のスポーツ界の一番よくないのは、その道一筋にさせることだと思う。
特に野球とサッカーはその傾向が強い。
もちろん他の競技も同じながら、最近ではラグビーが格闘技を 柔道がレスリ
ングを また他の競技では水泳をさせることを勧めたりもしている。

自分はけっこういろんな競技のトップクラスの人と会える機会があったんで
観察してきたんだけど、その競技はすごくても他のことをさせるとまるっきり
相手にならないのを目の当たりにしてきた。

その反対に外国人、ニュージー、オーストラリアンが多かったけど彼らは初め
てといいながら、すごく対応して驚いたものです。
そうそうカナダ人やドイツ人なんかもね。
もちろん体格もいいんだけど、適応能力、基礎運動能力を感じました。

自分もいろいろやってる身なんだけどそういうのは器用貧乏といわれる。
どちらかといえば感心されないw
ただそういう複数の視点からスポーツをみると共通した部分、参考になることが
たくさんある。つまり競技をまたぐことで別の境遇になるというか・・・

バスケが上手い子がサッカーすると、彼らのポジション取りや体の当て方は目を
見張るものがあるし、スキーなんかしてる子は蹴りのスピードが凄まじい。
格闘技経験者はフィジカルが強いし、水泳経験者は体幹が強い。

もうここまででおわかりでしょう。
フィジカルの方は他の競技も参考にすればすぐにできる。
ただしサッカーだけしかやらせないと、たぶんこの先も変わらないと思うな。
ちなみにC・ロナウド選手はテコンドーをしてたのは有名だし、ブラジル人は
独特のリズム感やカポエラなんかが有名。

次にパス、シュート、トラップについてはコーチングがどうなのかと。
これってスポーツでは基本中の基本、しかし技術、戦術、戦略ばかりの頭でっか
ちなコーチはないがしろにする傾向がある。

日本サッカーの黎明期に活躍されたフランツ・クラマー氏は、当時の日本代表に
とにかく基礎ばかりやらせたのは有名な話。
選手たちはかなり嫌だったという話だけど、結果はメキシコ五輪で銅メダル。

記憶に新しいラグビージャパンもヘッドコーチのエディ・ジョーンズ氏は
とにかくパスを正確にとボールを変えて練習させたのもよく知られています。

日本代表を観察して気になるのが基本をそこまで大事だとしているのか疑問。
いやしてるっていわれるのなら、結果につながってないでしょう。
海外の選手はパスミスが少ないし、トラップはピタっと止める。
枠にいくシュートは確実に多いのにじゃあなぜ日本の選手はってなりますよ。

Jで活躍してる選手が、アジア~世界とカテゴリーが上になるにつれ活躍でき
ないのは全てにおいてスピードが変わってくるから。
足が速い、判断力が早い、パスやトラップも速い。
その上正確だから、ちょっとミスしたら致命的になる、これが世界!

この段階がいまいちなんで、戦術や枠にいくシュートはもう少しかかりそうw
今日は日本の新星久保君に注目してたけど、彼はやはり飛びぬけてました。
しかし周囲がついていけてないのがよくわかりましたね。

パスは早いからトラップミスする。
彼がキープしても周囲が追いついてこない。
レベルの高いチームだと滅茶苦茶生きてくると思うけど・・・今のでは無理かな。

A代表についてはいろんな戦略を考えてはいると思う。
でも肝心の基礎の部分で失敗するからなあ。
でも徐々に世界のクラブチームで活躍してる選手がいるんだから、たぶんコーチ
ングが上手くいけば大化けするはず。
昨日は一度負けた方がいいと思ったんだけど同点で終わりましたねw

ロシアW杯までどう修正するか。
U-17の方はどうなるか、とりあえず楽しみ!

偉そうにすみません・・・