日本には大企業、一部上場企業は信用できるというものがありました。
ていうか、だからこそ発展してきたんですから。

大企業は悪いことをしない、大企業は一流である、大企業の扱うものは
一級品であり従業員の質も高い。
誰しもがそう思っていると思いますし自分もそうです。

それもいつ頃からか少しずつ崩れてきだしましたね。
金融関係をはじめ建設業、製造業、サービス業、マスコミ・・・いろいろ。
時期的にはバブル期辺りからだと思われます。
企業倫理の低下なんていう言葉が出始めました。

中でも命に係わる安全基準が重要な建設・製造業や食品関係の不祥事は
そこまでモラルが低下したのかと驚くほど。

もちろん中には他山の石として改めた企業もあると思います。
それでも毎年数社の一流企業の名前が上がっているのが現状。
東芝騒動とシャープの件で日本の家電メーカーの終焉を感じたところに
今回の神戸製鋼の件は製造業への信頼が揺らいでいます。

ただ今のところどういう状況なのかがわからない。
0~10という安全基準があるとして3以上なら大丈夫だけど公けには7。
実質的には5だというならまだマシかなと。
ただしコストカットや基準を下げたことで儲けた差額の闇はあります。

個人的に思うのは人件費が多大にかかる企業は要注意でしょう。
会社を維持していく上でそちらの費用は莫大。
そのためなりふり構わず儲けに走る必要に迫られたところは、モラルを捨て
やってはいけない領域に手を出してしまうんじゃないかな。

またそれが消費者に向くばかりじゃなく、安い人件費にすることで儲ける
会社も問題になっています。過労死の話はほとんどが日本・・・
自分もその一人になりかけたので、お亡くなりの事件の話を聞くと当時が
思い出され悲しい気持ちになります。

神戸製鋼の不祥事ははたしてどういう風になっていくやら。
兵庫県の優良企業の一つ、心配でなりません・・・