2018年09月29日

さよならチョコフレーク!

森永チョコフレークが消えてしまうのだという。
悲しいという声が多いようだけど、自分は仕方がないと思った。
その理由を書きます。

一時は菓子職人として修業してきた身、大学卒業後に専門学校にも行き
その後は2店舗で数年学びました。
ずっと前にはその関係のサイトもやっていて多くの閲覧数も記録し、
最近なら動画なんかもできてたなあって思うこともあります。

そういう経験の中で面白いと思った一つが、作るのが好きという前提はあれど
食べることに関しては好き嫌いがある人がいたこと。
職人の中には食べたくないつまり味見が嫌いという人もいました。
(そういうのの詳しい話を紹介してたりしました)

自分はとにかく好きなんで、ちょこちょこつまみまくってました。
お陰で体調がやばくなったこともありますw
しかし原材料の会社に配合が変わったんじゃないかと進言するほど鍛えられ
ました。ある程度の配合もわかるようになったくらいです。

中でもチョコレートが大好きでテンパリングといわれる技術があり、今は
ほとんどがマシーンで行いますが、ハンドメイドできる技術も持ってました。

チョコレートの難しさは美味しいものほど口どけが早いこと。
それが40度前後のものほど良質ということになります。
となると、夏場に食べられるようなものはアウトだというのがわかるでしょう。

冬季限定商品というのを見たことがあると思いますが、そういうのも良質の
ものをちょっとでも食べてもらいたい、例え時期が限られていてもという
企業側の努力であると知っていただきたいです。

高級品も食べることはあるけど、それだと財布が持ちません。
一般のお菓子類ももちろん食べていました。
それでも先のように敏感になると、溶けないようなコーティングされたものや
カカオ類じゃない別の油脂を使ったものだと拒否反応が出てしまいます。

口の中にいつまでも嫌な油の感じがしてしまい次には手が出ない。
感じでいくとサラダ油をそのまま口入れてる感じです。
実際、サラサラにするにはサラダ油を使うこともあるのでチョコレートフォンデュ
が不人気になっていったのもそれがあるからでしょうw

さてさて前置きが長くなった森永チョコフレーク。
これは文句なしに美味しかった。
しかし美味しかったの過去形です。

たぶん好きだった人はベトベトしたっていう印象がありませんか?
そのため冷蔵庫に入れる人もいたと思います。
それがあるころからその必要がなくなった・・・つまり品質を変えたということ。

チョコレート職人からすれば悪魔に魂を売るようなものです。
つまりはコーティング。
実際これで売り上げが落ちてしまったのだという。
好きで食べ続けた人にとっては味が落ちたのがわかったんでしょう。

じゃあもう一度昔の味をというのが森永製菓もあきらめたようです。
そして今回の決断に至ったと言われていますね。
ある意味潔い決断ともいえるでしょう。

ただ長年食べ続けたことで味の記憶はしっかり残っています。
いつの日か技術が追いついたとき、また美味しいチョコフレークが食べられる
可能性もあると信じています。


tyokohure-ku

チョコレートは口どけと、その後の舌に広がる風味を味わってください。
いいものほどキレがよく、深みがあるのに後に残りません。
また裏の配合を見ればシンプルなものほど上質です。

taka1346yu at 23:17│話題