もう牽制が始まった。
近づいた節分に対し、近年有名になった恵方巻で大量処分が出ることから
農水省から通達が出たという。

「恵方巻」 農水省が需要に見合う販売を業界団体に呼びかけ

来月の節分に向けて「恵方巻」の販売が本格化するのを前に、農林水産省は、
売れ残った「恵方巻」が大量に廃棄される問題が話題となったことなどから、
コンビニエンスストアやスーパーの業界団体に対し、需要に見合った販売を
するよう初めて文書で通知することになりました。

「恵方巻」は、節分の日にその年、縁起がいい方角「恵方」に向かって食べる
と福が訪れるとされ、クリスマスのケーキやバレンタインデーのチョコレート
などと同様に、スーパーやコンビニなどでは、最近、毎年この時期に合わせて、
「恵方巻」の販売を大々的に展開するようになりました。

しかし、売れ残った「恵方巻」が大量に廃棄される問題がSNSで話題となる
など、過熱する販売競争に懸念も出ています。

このため農林水産省は、恵方巻の販売が本格化するのを控えて、スーパーや
コンビニエンスストアなどが加盟する7つの業界団体に対し、消費者の需要に
見合う販売を行って、食品の廃棄を減らすよう求める文書を通知することに
なりました。


ずっと以前から思ってたのがノルマという名のバカげた習慣。
これが単に目標とか、やっても横ばい程度なら理解できる。
つまり毎年100ずつくらいは最低売りましょうみたいにね。

それが去年が100なら、今年は110にしようとか、その次は120みたいに徐々に
上がっていくとしたら最終的にはどうなることやら。
よく聞くのがノルマがこなせないから身銭を切るという話もある。

そして頼まれる方にしても、今年はあそこで買って次はあそこでも買ってみたい
のように楽しみたいのに、頼まれるから他から買えないという苦情も聞く。

そうなるとそのイベント自体に嫌気がさしていき、年々廃れていくことでしょう。
いわゆる自分たちで首絞めてる。

それに加え、今回のように大量廃棄ということ。
経営側は何とも思ってないかもしれないけど、作り手からするとそれは敗北。
作ったものが生かされないまま廃棄されるというのは、無駄な努力、不必要な
労働もっといえば反社会的行為といっていい。

よく人は生きていく上で他人に迷惑さえかけなければ何をやってもいいという
人がいる。自分はその考えには賛同しないけど、その考えでいくなら迷惑行為
ということになり、該当企業は国にとって存在してほしくないレベルだ。

また別の考えとしてはふだんプラスチックゴミがどうの、二酸化炭素排出が
どうのと環境問題をうるさく言う連中がなぜかだんまり。
食料自給率だの、世界には飢餓の国があるだの言ってるくせにw

またこの問題にはスーパーとコンビニに別の問題もある。
スーパーは時間がくれば割引して売ろうとするけど、コンビニでは本部命令と
してそうさせてもらえないという話、これって法律でどうにかならないの?

コンビニオーナーは少しでも売りたい、客は安いなら買いたい。
しかし運営が価格破壊を怖れてかさせない。
こういう悪しき慣習も何とかすべきだと思う。

クリスマスケーキも大量廃棄が出たというニュースを見た。
自分も関わって来た身として感じるのは、一昔前はケーキを食べるというのは
クリスマスくらいのもので、他の時期にはハードルが高かったのが今ではいつ
でもどこでも食べられるようになりました。

そうなると特別じゃなくなり、クリスマスだから食べなきゃなんてことには
ならないし、少子化になってきたことも大きい。
それなのに作り手は先に書いたように減ることを怖れる。

生クリームやバターは原材料としては高額。
フルーツも高いし飾りも・・・だからケーキの値段も小さい割には高い。
ならばホールじゃなくてもという人も出てくるでしょうし。

廃棄問題はこのままいけば確実に法制化されてしまう可能性がある。
地球温暖化脳の連中が確実に騒ぎそうだし。
そうなる前に業界の方が対応するのが好ましいけど、成功体験しか知らない
偏向経営者が方向転換できるかは不明。

なににせよ、食べ物を粗末にするような企業はなくなってほしい。
ちなみに去年もこの問題は出てました、進歩しないねw


ehou