自分は個人的な考えとして「かばう」というのが嫌いだ。

友人知人仲間が何かをしでかして、他人から非難批判囂々あっても
庇うことはしたくないと思ってる。
もちろん逆の場合、自分が何かをしでかしても庇ってもらわなくて結構。

これが誤解とかちょっとした間違いならそうじゃないと説明はする。
しかし今回の池袋事故のように言い訳も出来ないような場合はひたすら
謝り続けるべきだと思う。

とはいえ本当に友情があれば、きちんと罪を償って帰って来た時は他の人が
受け入れなくても自分は受け入れたい。

そういう風に思ってかばう行為のあれこれを見ていると、ほとんどはその人を
というよりも自己保身の方が見え隠れする。

非難囂々の池袋事件では上級国民と揶揄される飯塚容疑者を逮捕もしなければ
さん付けもしくは元院長と呼ぶのは、自分が上の権力から攻撃されたくないと
いう人間として最低の逃げであり、そこに正義はまったくない。

今日は遺族の記者会見があった。
自分は見れない。
心が痛くて、妻と子の仲睦まじい写真を見ただけでダメなのに、申し訳ないが
話を聞けるほど心が強くない。


このことは絶対に放置してはいけないと思う。
何が勲章だ!何が官僚だ!
本当に価値のある人間はそうした立場でもきちんと責任を取れる人間だろう。

戦後の日本は一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったのが急にしぼんだ。
その原因は日本のかじ取りをする連中が無責任で逃げてばかりからだと思って
いる。その最たるものが東電、JRなどで事故処理の酷いこと・・・

日本の歴代首相の中である大馬鹿野郎はこう言った。
「人の命は地球より重い」
そんな言葉もハイジャックの責任を取りたくない無責任と逃げからの言葉。
嫌気がさす!

しかし現実には人の命を天秤にかけ、自分たちの家族、周辺、仲間だけがいい
思いをすればそれでいいという政策ばかり。
まあ心地いい言葉を使いたがる奴ほどクズが多いものですよw

乃木希典氏は武士であった。
名将とされているが、多くの犠牲を払ったことで賛否があった。
本人も苦にされていたんでしょう。
明治天皇崩御の際に夫人とその責任を取るために自害された。

その行為を思ったとき、こういう人が日本のトップやかじ取りにいなくなった
不幸、そして素晴らしい時代があったはずなのに、なぜある時代から武士道
精神を持ったトップがいなくなってしまったのか、育てられなかったのか。

貴族にしても武士にしても、普段は一般人よりもいい暮らし、良い思いを
している。羨望の的の引き替えにいざという時は我が身を捨て、犠牲にし
一般人を守ってくれるからという免罪符がある。

政治家、官僚、企業のトップ・・・教師、警察・・・いろんないわゆる権力者
だったり昔は偉いとされた人が権威を感じなくなったかは言うまでもない。

もし一部のそうした連中がかばうというなら、我々名もなき一般人は被害に
遭われた同じく一般人を徹底的に守るべきでしょう。
逃げるなら捕まえて!

もしそれがかなわなくても、多くの人の念がその人物に向かえば、必ず目に
見えない形でふりかかっていくと思う。
人間の念は個人は力が弱く小さくても集まれば相当なものになりますから。

他人を悲しませた人間、しかもその責務から逃げ、囲われてる者。
絶対に許してはいけない。
日本はいまだに中世ということになる!


テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」
玉川徹氏
逮捕されないことへの批判などが「ウチの番組にも電話とかで声が届いて
いるみたいなんだけど」とし「官僚だから、何だっけ?上級国民?
上級国民だから番組も忖度して容疑者とかそういう風なのを付けないんだろう
とか出ているんだけど、それは全然ないですよ」と断言した。 

 その上で「だって実名でかつ顔写真も我々、報じているわけですよね。
官僚だからなんてことを我々考えるわけない。
だいたい、私なんか官僚の不正とか税金の無駄遣いとか率先してやってきた方
なんでそういう風に言われるのは本当に心外ですよね。
そんなこと考えてもいないですよ」とコメントしていた


普段なら加害者家族に容赦なく突撃する下品全開のワイドショー
なのに今回はまったく行かない。
敬称、逮捕そして報道ぶり、今回の異常さの裏は一体・・・