NHKの受信料未払いについて様々な反響があるようで。 そちらについてはわからないし、払ってる身なので横に置いといてと、看板番組 だった「プロジェクトX」が来春で終了なのだという。 こちらは当然だという気分。 番組が始まった頃からみててまだ無名の初期にHPでも紹介しました。 確実に面白かったし、悪戦苦闘の末に実を結ぶところはみてて気持ちが良い。 でもやりすぎとワンパターンがもたれ感を運んできた。 その様はまさに「水戸黄門」状態。 なにより企業CMと化したのが大きい。 ホンダの特集があれば、日産、トヨタも必ず取り上げるとかも媚びてる。 家電メーカーに対するものはその最たるものだった。 あと今に残る企業はほとんどが成功したからで、プロジェクトが失敗した会社は 生き残ってない。番組は本来「良い」プロジェクトに陽をあてるべきで、企業の 存続となった話など別でやればよかったんじゃないかな。 番組が進むにつれそう感じるように頃、ヤラセや過剰演出も発生する。 あと疑問だったのは巨大公共事業について。 作ることに焦点を当てればどんなことでもドラマはある。その是非が問われる有明 海の水門や吉野川河口堰だろうが簡単に番組は作ることが出来る。 こんなの作ってもなあと思える工事がいくつもあったのは、一つ目にどこかのゼネ コンを取り上げたからには他のゼネコンも取り上げなくてはというNHKならでは の平等感が働いたんじゃないかなと勘ぐったりした。 文句ばかり出てくるのも本来は良いものが出来たのにという忸怩たる思い。 昔、漫画で「栄光なき天才たち」というのがあった。これこそその後の生き残り ではなく良いもの・ためになるものを生み出したのに・・・という話。 ただそれも日本だけじゃなく世界にも目を向けたものもあったけど長くは続かなか った。意外にあっさり見つかったもの、偶然の産物、主人公に問題がある・・・ 実際はそんなものなのかもしれない。 ドラマはあっても視聴率をかせげるほどの話はね。