連日日本代表の快進撃が伝えられている。 ネットなんかでは「岡ちゃんに謝れ」なんていう記事があるがそれは大いに 間違いで「4連敗」「レギュラーの固定化」「おかしな選手交代」「基本 戦略のおかしさ」などは批判されて当然。 結果も出てないし「それでも信じる」なんていう人は現実を見ようとしない 信者状態であるというのがオイラの見方だ。ただ苦境に立たされ背水の陣と なった以降の修正は素直に評価すべきだし結果も出たしね。 その修正の中で「ポジション」「スタメン」を変えたことが理由と考えられ るけど、ここまで伝え聞かれる中で一番注目したのが「一致団結」したとい うことだと思う。 というのも、いくら実力があってもチームがバラバラになってしまうと多く の強豪チームでさえ格下に負けてしまうのを目の当たりにした。 フランスは空中分解、カメルーンは報酬問題、イタリアは前回の優勝で満足 してるといわれたしまだまだ表に出てない問題も多いでしょう。 日本も過去マイアミの奇跡と呼ばれた試合の後で海外クラブ移籍を目指す選 手との確執でボロボロになったし、ドイツ大会で酷い結果に終わったのは ヒデの特別待遇が少なからず影響した感じ。 今回も海外組・国内組・クラブの力関係など日本もちょっとしたものがあった ようだけど、連敗でボロボロになったことでわがままを捨て勝利のみに集中 したというまさに雨降って地固まったという話。 以前は試合前の国歌斉唱でさえ歌う奴、歌わない奴などという子供レベルの わがままを言う奴もいた。今回は全員が天を見上げ歌いその姿に心を打たれ た人は少なくないと思う。そしてオイラも応援したいという気持ちも今まで 以上に上がった。 「国民のためにやってるんじゃない」「自分のためにやってる」なんていう 言葉を聞いたとき、それが本心かどうかはわからないけどチームワークとい う考えでは一番の敵であることを証明してのだと思う。 ラグビーのワンフォアオール・オールフォアワンを思い出す。 本来の力を発揮し、時にはそれ以上の力も出す。 勇気ある者に幸運が舞い込むという言葉があるけど、その勇気も一致団結 してないとワンマンプレイの中では発揮されないでしょう。 今大会ではアルゼンチンのメッシが一番の話題ですが日本代表は「滅私」が 勝利を導いてくれたと思います。 次の決勝トーナメント一回戦で敗れたとしてももう素晴らしいことを教えて くれたので十分ですね。ただしそんな彼らに幸運が舞い込むことも信じて みたいと思うし、一生懸命応援するつもりです。