昨日の夜は地元イベントで子供たちによる火祭りが行われました。
オイラも消防団の一員として参加したわけですが、こういうときにいつもと
いっていいくらい人間のある行動観察が面白いんです。
それはパニックになる人、ならない人の観察ができるということ。
どういうことかというと人が集まるところというのは少なからず危険がともな
い、危険回避の心得がある人は周囲を観察しもし何かあっても脱出は可能か、
また見るポイントも人が集まっているからそこがベストだとは考えず状況を
冷静に判断してトラブルを避ける努力をしています。
かたやそうじゃない人は人が集まってところ、多いところがベストだと思い
込み、ほんの少し離れれば十分いいポイントがあるのに、わざわざ混雑して
いる方を好みます。その姿はまさに飛んで火にいる夏の虫といった感じ。
両者の違いは自分で判断しているか、他人を判断の基準にしているかにあり、
これこそが集団パニックに陥ったときに自分で判断できず他人についていくよ
うな人ほど災害に巻き込まれやすいというデータがあります。
何の根拠もなく行列に並ぶようなタイプはアウト。
あと実例では私が見たものではスタジアムでトイレの行列ができていたことが
あり、ふと見るとほんの20メートル先にまったく混雑してないトイレがあるの
にそちらに移動することなく行列の後に並んでいました。
またモノを買う場合でもどこの最後尾が一番効率がいいかなど、あまり深く
考えない人というのもけっこう見てきましたね。
じゃあオイラはせっかちかというとそうでもないと思います。
逆に何も考えないタイプは大型駐車場でも近い早いを気にしているし、行列
に並んでもその距離を詰め押し合いへし合いをしている感じです。
まあ背が高いから周囲を見渡せるともいえるんですが、生活の知恵または
危険回避の観点からも少し立ち止まって考えてみることが必要でしょう。
明石の歩道橋事故の教訓は警備の側からは反省されていても群集にはまった
く教訓になっていないのが悲しいかぎりです。
そしてそういう人はいつまでも自己責任じゃなく主催者やお上に責任をなす
りつけていくんでしょう。つまりは子供つうこと、少なくともわたしゃ気持
ちは若くても精神的な子供じゃいたくないですね。