2011年10月30日

大山登山ばなし

今週の土曜日も雨の予報、しかし先週と同様秋晴れの一日になりました。 何年ぶりかの大山、今回は装備も増し心を引き締めて迎えました。 前回のアタックで二つのトラウマがあったんです。 一つはなめていたことで下りの三合目で足が痙攣を起こし、足を引きずりな がら下山したことで感動が薄れたこと。 二つ目は暴風雨のなか挑んだため山頂からの眺めも工程も楽しむことができず 単なる苦行のような登山になったことです。 ですから次に行く時は日本海を眺められる単独峰として有名な山頂からの眺望 と二本のストックと登山用の服装、靴、備品などを充実させ、少しでも負担を 軽くし満足のいくものにしたいと周囲にも吹聴していたんです。 そしてようやくその日をむかえられました。 今年は肉離れのため、ほとんど走ってないし筋トレもさばっていたのが気が かり、大山の過酷さを知っているだけに不安、とはいえ筋肉痛とか怪我なん かはしてないことで万全の体調ともいえます。 まだ暗い6:00に仲間7人と出発しました。 現地に着いたのは8:00を少しまわったくらい、いろいろ準備し8:30に 登山を開始しました。噂には聞いていたけど人の多いこと。 前回は悪天候の影響でほとんど人はいないし、駐車場も自分たちだけだったの に今日は満車に登山道も渋滞していました。 でも、結果的にはそれがよかったと思います。 自分のペースで行くとオーバーペースになりがちだったのが、途中止まったり 休憩を増やしたことで体への負担は思ったより来ませんでした。 が、それでも9合目の最後の木道で足が痙攣、途中調子にのって走ったのが どうやら影響しているように思えました。 何とか山頂に着いたのが11:30くらいだったと思います。 前回は2時間半くらいで登ったのが今回は3時間まあまあでしょう。 この日の景色は最高で疲れも吹っ飛ぶような秋の大パノラマ!紅葉と大山 特有のがけが織り成すコントラストとはるか遠くまで見える日本海、まさに 絶景という言葉がぴったり、そのためすぐに下山するのももったいなくて かなり長い時間いました。 ほとんど一杯だった山頂も昼ごはんを食べた登山者が三々五々下り始め、 気づけば数組しかいなくなりました。確か2:00に下山したと思いますか ら2時間半もゆったりのんびりしていたと思います。 なにせ大山の恐怖は下山、山頂でも多くの人が信州のOOよりも楽だとか これくらいなら・・・なんて会話が聞こえていました。 そうじゃないんです、大山特有の階段上の登山道は行きはよいよい帰り は地獄の足への負担が通常なら靴とか足先にくるのが、ふとももふくらはぎ にある瞬間急にやってきます。 そしてそれは5合目から3合目くらいにかけてやってくるんですよ。 そういうのもあって我々は山頂でのんびりしていたわけです。 休養と栄養補給で前回の失敗をしないよう心がけました。 さて不安な下山、もう同じ轍は踏みたくない。しかしすでに痙攣を起こして しまったため安心はしてられません。 オイラは心の中で決心しました。 止まったら終わる、しんどくてもノンストップ・・・ 相棒のストックで体を支えながらなるべく小さな歩幅で歩きました。 それでも少し滑るため踏ん張るとザザザと流れます。 これは後々疲労を溜めていくことでしょう。 人間の本能か抜かれるのを避ける人もいます。 もちろん抜かさせてくれる人もいますが、そういう様子見も疲労の原因に なります。案の定5合目辺りまでは知らない人たちがけっう早いペースで 降りていました。しかしその後はごぼう抜き、やはり足に来てるみたい。 歩き方やペースに異変を起こす人たちを尻目に痙攣を起こす前に一挙にと 無心に進みました。恐怖の3合目も越え、念願のスタート地点へ。 到着時間は3:20、1時間20分のまあまあなペースでした。 その10分後に仲間がやってきて、さらに30分後に最終組が来ました。 今回は初登山だった人たちも無事下山でき、みんなで労をねぎらいました。 駐車場から山頂をみて「よくあんなとこまで行ったなあ」と思わず言葉を 交わしました。 数年間心の中にあったもやもやともおさらば、ようやく大山の呪縛が解けた 最高の登山といえます。 そしてここから別の闘い、筋肉痛との闘いに移っていくことでしょう。 家に着いたのは8:00、すでに真っ暗となっていました。 新しく道具についた泥やキズに何ともいえない思い出を感じました・・・

taka1346yu at 22:36│わたくし事