イタリアの豪華客船の事故は船長のお粗末な対応に思わず笑えてしまいますが 死者も出てしまい笑うに笑えなくなりました。 確かに屁タレ船長は情けないしだらしないけど、話によれば「女子供を先に」 と若い人が言っているにも関わらず、我先にと救助ボートに乗ろうとした年配 男性もいたとのこと、他にもスタッフが先乗りしてたなど問題の根はもっと 深いところにあるように感じました。 ところで豪華客船の造船や内部紹介などのドキュメンタリーが好きで見ること があり、キャプテンも登場するのですがそのほとんどが紳士というか、すごく 立派な方ばかりでまさに海の男という印象。 だから今回のような出来事に「あんな立派な船を屁タレに任せていたのはなぜ だろう」と疑問が湧いてきました。 一切話題になってないけど、下手したら保険金目当ての座礁ではないだろうか と勘ぐってしまいます。 実際、船の事故ではそうしたことでよく調査が入ったり検挙されています。 詳細はわかりませんが天候が悪かったとか、波が荒かったという情報がない ため、ひょっとしたらひょっとします。 それにしても人間の本性というか真骨頂は危機的状況でよくわかるというのを 持論にしているため、パニックになったり状況も把握しないまま行動すること は絶対にしたくありません。 先日も死のことに触れました。 いつ死ぬかもわからないと考えていれば、宿泊したり電車や地下鉄に乗ったり 自動車を運転したりと、外出する時は避難方法や危険回避の方法を常に心に 留めているものです。 家にいても火事はもちろん、泥棒や不審者などの対策なんかもそうです。 いざという時、落ち着いて行動するためにも絶対に必要ですからね。 お陰で火事の経験や不審者がいたとき、交通事故なんかもきちんと対応する ことができました。 自慢しているようですが、はっきりいって気が小さいと思ってます。 小心者だからこそ気が動転しないように努力しているんでしょう。 たらればを考え、またいつ死ぬような目にあうかも考えておかないとね。 そうそう昔バイクに乗っていた頃、よくこんな話をしていました。 「バイクに乗ると最低3回は死ぬと思うような目にあうよ」 キャリアの長い人ほど納得してくれます。 オイラもバイクは3回、スキーは2回そして自動車ではあわや列車にもうあ かんと覚悟したことがありました。 意外に覚悟して体の力を抜いたことで無事だったりしています。 万が一を少しでも多く考えているとまた別なことも見えてきます。 少なくともみっともない行動だけはしたくないと思います。 そうそうイタリア人は・・・なんて言う人もいるけど、沿岸警備隊の人たち の交信を聞けばやはり海の男だと思いました、 あの船長が特別だったと思うべきなのかもしれません。