大津のいじめ事件は、学校の体制を変える転機になってきてるような気がします。 というのも、今まで表沙汰になっていなかった問題が、最近になってようやく 知られ、解決のきっかけになっているから。 今まで何をしてたんだろうと思う。 確かにモンスターもいるから、一概にはいえないだろうけど、ほとんどが不信 を生み、また高給取りのくせにという僻みもあるでしょう。 公務員や教師への批判はそうした負の感情が働いていることもあり、そうなら ないためにもせめて一般と同じレベルの給与にしない限り、そうした考えはな くならないと思う。 「そんだけの給料をもらってるんだから、ちったあやれよ!」 そう思われていることが理解できないと平行線のままだ。 また今回はムラ意識も問題視されている。 一般や世間の常識なら絶対にしないようなことをムラの中ではしてしまう。 隠蔽体質や先送り、見て見ぬふりなどは後々大問題を引き起こすため、早く 対策を取りたいけど責任が発生しない、いやさせないようにしている。 ムラは公務員ばかりじゃなく一般でも企業や団体にもあり、面白いのはムラ人 も存在しているということ。どういうことかといえば、少しずれているという か、よくもまあこういうことをするもんだ、言うもんだという人。 例えばミクシーやツィッターなどはバカ発見器といわれ、犯罪告白や他人の 個人情報を流したり、迷惑行為を平然とする。 もちろんうっかりもあるんだけど、ムラ人な人というのは、開き直るため さらに燃料を投下し大炎上する。 彼らはムラの論理と同じく世間の常識からずれているため、心底間違って ないと思うところが悲しい。 ナマポの河本も早くに謝罪すれば大きくならなかったと思うし、小林幸子も 「なんで私が悪いの」ていうのが見え見えで不愉快になる。 攻撃されるとムッとくるのはオイラも同じだけど、すぐに反論する前にほんの 少し時間を置いて客観的に考え、なぜ他人が注意してくるのか冷静に判断す ればカッといなることもないのに・・・ 中には逆燃料投下というパターンもある。 それは一般人の怒りを「それくらいで怒るな」とか、いじめ事件でも大勢の 怒りが向いていることに「逆のいじめじゃないのか」と善人風に諌め、高み から発言することで怒りを向けられる場合。 こういう人を観察するとそれぞれのムラの中のムラ人という感じで、それが 芸能ムラ、大学ムラ、ゼネコンムラ、医学ムラ・・・と様々。 そしてさらに観察すると恐ろしいことに二分化されることがある。 それはどんなムラにも正しく精力的にがんばる人と、その反対がいること。 これが日本全国に蔓延し、ほとんどの場合、何もしない動かない者ほど邪魔 をし、閉塞的なムラを作り出そうとしている。 そいつらこそが日本社会の敵なんだと思う。 よくよく考えれば、み~んな何がしらかのムラの中にいる。 その中で自分はどういう立ち位置にあるのかを考え、少なくとも足を引っ張る ようなムラ人にはなってほしくない。 ムラがマチになり、シになれば少しは変っていくんだろうか。