「どうして日本人は日本が好きな台湾は気にしないで、日本が嫌いな韓国ばか りを気にするのですか?」 友人の台湾人洪さんとかなり親しくなった頃にそう聞かれた。 それまでの人生、あまり東アジアに興味がなかった。 学生時代はベトナム戦争、カンボジア内戦そしてシルクロードが興味の中心。 朝鮮半島のこと台中関係と日本のことは彼からの言葉から始まった。 「えっ台湾人て日本のこと好きなの?」 東アジアの人々は反日だと思ってたからすごく驚いたし、どう反応していいの かわからなくて思わずそう口にした。 知識がなかったため会話はそこで終わり、いつもの他愛のない話に戻ったと 思う。洪さんとはその後、戦争や宗教の話などかなり親密な話が出来た。 彼のお陰で外国人と話すタブーがあると知っていたけど、それは知識がなく、 自分の考えがしっかりせず、なあなあで済ませようとするからであって、真剣 に話せば外国人はそういう人の方を信用してくれることがわかった。 以降、世界情勢をオイラなりに勉強し、海外旅行の際や外国人との交流でそう したものがかなり力になったのはいうまでもない。彼と出会えて本当によかっ たし、彼の友達の台湾人からも親日なのがよくわかった。 そして一昨日も書いた台韓の試合では、スタジアムに嫌韓のプラカードが踊り、 案の定自分のことは見えない韓国人が右往左往している。 土曜日には日本との試合をひかえ台湾代表がやって来るがはたして・・・ すると、ネットではすでに「謝謝台湾」「歓迎台湾」のプラカードを用意し、 東日本大震災での多大な援助を感謝しようという動きが出ているみたい。 これには心底うれしいと思いました。 そもそもスポーツの場、一番ファンが期待するのは敵味方ともに、その日 万全の体勢で最高のパフォーマンスの元に戦うことだと思う。 そういう相手との試合であれば、勝っても負けても納得がいく。 勝つためには審判を買収し、ラフプレーも見逃してもらい、口汚い観客の 野次が選手の平常心を失わせ、リスペクトもないようなら、そもそも観戦 する資格すらないといえよう。 例えばサッカー日本代表の場合、相手がイングランドやブラジルなら、オイ ラは日本を100%応援はしない。日本以外のチームに好きな選手がいるし 日本代表のファンではなく、サッカーのファンならそういうものでしょう。 台湾の王投手のピッチングや陽岱鋼の活躍も見てみたい。 それこそが野球ファンというものじゃないでしょうか。 また親日の国にはそれなりの礼儀で迎え入れ、反日の国と日本人がいかに 対応が違うかを見せ付けてやりたいです。 土曜日はスタジアムには行けないけど期待したい。 もう長い間会ってないけど、洪さんも喜んでくれることでしょう。 「日本人、やっとわかってくれたね」と。 ちなみに日本政府は震災復興式典に台湾招待を決定!  台湾政府も「歓迎する」という意向を示しました。 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0307&f=politics_0307_008.shtml