テレビのニュースや新聞などの大手メディアはまったくといっていいくらい 在特会デモとそれに対する在日やサヨの反対運動を報道しない。 オイラはここに戦後のいろんな問題が集約されていると思う。 面白いのはすぐに「規制」をかけようとする連中。 その顔ぶれはサヨになるんだけど、そもそも日本のサヨと呼ばれている人たち がきちんと機能してこなかった問題がまずある。 日本人の多くに反政府、反主流の人たちもけっこういるけど、それがサヨには ほとんど流れていない。彼らは単に反対というスタンスで代替案はないし、 建設的な意見や原因追及もなく、反対する自分に酔ってる感じ。 マシなサヨと見られていた民主があの体たらくで、もう二度と振り向いてもら えないほど絶望感を与えてしまった。 三里塚闘争の反対運動は歴史に残る過激さで、死者も出たし滑走路ができるま で長時間を要した。そこまで嫌がられた空港を閉鎖もしくは縮小しようとした ら、今度は逆に待ったがかかった。 それを見たときにこの運動の真相を見た気がする。 現在は沖縄の基地問題が同じことだと思う。 また在特会デモについて確かに過激なんだけど、今まで日本の国旗を燃やした り大使館に投石したりする運動には無言で、なぜ日本人の運動ばかりに差別と いう認定をするんだろうか。まともな考えなら、どっちも悪いと言うべきでしょう。 反原発も彼らの得意分野だけど、先にもあげた代替案でもある新エネルギー や発送電分離など具体的なことは何も言わない。 そういう姿を見ているといい国になり、自分たちの運動がなくなってしまうこ とを怖れているようにも感じられる。 とはいえ、こうした運動や流れも10年以内には終わると思う。 中心になっている団塊の世代も表舞台である会社や組合組織から離脱し、 高齢になった上に後釜がまったく育っていない。 ポスト団塊からはきちんとした民主主義を学び、世の中は多数決で!という 流れをきちんと理解したし、世の中もイデオロギーは終了し、最近は 資本民主主義と社会民主主義の対立構造に変った。 オイラの怒りは日本のマスコミが無視することが多いのと同様に、韓国国内 の親日とまでいかなくても、まともな日本観を持った人が静観していること にある。どちらも方向性を捻じ曲げている遠因だと思う。 もう絶望視しているから自然消滅を待つしかない。 それにしても平和だの戦争反対だのといってる連中が一番過激で暴力的、言葉 を軽くした罪がある。だから9条平和憲法なんていう言葉も軽くなってしまった。