新学期、新学年になって二週間ほど経過しました。 最近の若い人たちはコミュニケーションの積極性がないと聞きますがはたして どうなんでしょう。 驚いた話題では便所メシというのがありました。 何でも学食で独り食べるのは恥ずかしいから、トイレに入って一人で食べると いうもので、同意も出来ないし信じられません。 オイラたちの時代は上の人たちが「集団でしか行動できない日本人」という レッテル貼りをされたこともあり、また戦後の個人主義も浸透してきた頃だ ったので自立でき、孤独に強く、個性的なことを目指す人が多かったものです。 だから友人もあるカテゴリーのみで集団を組むだけじゃなく、あるときはバイ ク好き同士、あるときはバイト、スポーツ、飲み仲間、麻雀・・・と幅広いし 個人でどこにでも所属していくバイタリティがありました。 だから学食で誰か一人が食べていれば、そこに声をかけて二人になり、また また他にも加わって気づけば大人数になっていたものです。 当時は連絡手段がありませんから、待ち合わせは適当な感じ。 Aならは噴水前、BならOO館の食堂、Cは喫茶店など、いろんな場所に分か れていてそれぞれ会いたい場合はそこに行くのが通例でした。 オイラは同じクラスの親友と二人で行動してたけど、どこかに行けば必ず誰か に会って、帰る頃には5人以上になっていた記憶があります。 それはあなたがコミュニケーションが上手いからだよ。 と言われるかもしれないけど、当時は7割近くが年上だったので、上下関係に 厳しい者としては、いくら同級生でも気軽に話しかけられませんでした。 ただ自分でも孤独には強い方だし、時間が立てばいろんな人と友達になれる タイプなので、あせらずじっくり仲良くなれればいいと思ってましたね。 逆に早く友達を作ろうとすると、目立つ人や社交性のある人が有利だけど、 長年の経験では最初にとっつきにくいタイプや話しかけにくい人に良い奴が 多くて、前者の八方美人的な人は、親友にはあまりいません。 今でもスポーツを指導するとき、たまに話します。 友達に流されないで、孤独に強い人間になれよって! でも、それは協調性がないとか、自己チューというわけじゃなく、やりたい ことがあれば他人に影響されることなく切り開いてほしいという願いからです。 現に小学生くらいから、嫌々ながらでも友達が少ないけどスポーツに参加し たり、塾に行ったりして強い子は後々成功してる確率が高いですね。 友達の数より質だし、そう考えていた方が知らず知らずのうちにたくさん できているものだと思います。