炎天下の中つづく高校野球もいよいよベスト4が出揃いました。 今日はその前段階、準々決勝を行ったわけですが、少し異変を感じました。 とはいえいい傾向だとは思ってます。 それは強豪校、古豪というよりも地域はそれらから離れており、強さも常連 に近いチームもあれば新興の学校もあります。 オイラなりに観察するとまず地方大会で試合数が少ないところ。 東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡のような県では150校前後でしょう。 そんなところではまず出場するところでへとへとになります。 また野球では投手が勝利の比重のかなりの部分を占めます。 地方大会では試合の間隔が空きますから、何度も登板させられるけど、甲子園 のような過密スケジュールではそうはいきません。 2回戦まで好投した選手もさすがに3回戦くらいから難しくなっていき、それ をカバーするのは予備の投手がいるか、打撃がいいかということになっており、 実際今日の試合もそこを考えたチームが勝った印象があります。 あと感じたのは、それらのチームの監督が若いこと。 聞けば、高校野球にありがちな非科学的トレーニング、強豪校にある先輩後輩 の上下関係や蹴落とすだけの練習とは無縁のようです。 オイラはいつも思うけど、選手数が多くがいればあとはセレクトするだけで、 はっきりいって今の高校野球は中学からのセレクションでどれだけいい選手 が確保できるかだけで、指導者のレベルは低いという印象があります。 逆に前段階のボーイズリーグやシニアリーグの指導者こそが「育てる」という 事に関しては卓越しているのではないでしょうか。 考えてほしいのは「高校」ですから、中には高校野球経験者や大学や社会人 あがりの人もいるけど、しょせんは先生であるしアマチュア。 自分が学んだやり方以上にことをさらに教えてもらうシステムもなければ、 最新情報を学ぶ姿勢がなければそれまでで限界があるというのがオイラの見方です。 ほとんどは出身大学へ推薦させるとか、プロへの橋渡し状態ですね。 実際プロの考え方や指導法を学ぶ機会があったとき、衝撃を受けました。 なぜ他のスポーツでは一線級の指導法がフィードバックされるのに、野球は いつまで経ってもこの図式が変らないんだろうか、やはり高野連なんていう 朝日新聞や毎日新聞の天下り先になっている弊害? とはいえ、先の話のように少しずつ若い監督たちが変えているようです。 それでも元プロがしてくれる方が全然違うでしょうけどね。 早くそんな日が来てほしいと思いながら、準決勝、決勝を観ることでしょう。 新聞社は天下りを非難するけどてめえらこそが・・・や~メタwww