高校野球も準決勝となり、いよいよ佳境と感じ。 さすがに勝ち残った学校は素晴らしいと思ってたけど、一部になにやらしこり を残しそうな気配になってきました。 ご存知花巻東の選手で、156センチという小柄な体格でがんばっている千葉選手、 彼のやり方が、高野連から指摘を受けたというのですが・・・ セカンドランナーにいるとき、味方の打者にキャッチャーが構えた位置を教 えるのは、けっこう前から禁止になっています。 なのに未だにそんなことをやってた、いやさせていたとは驚き。 オイラも以前、地域の大会に出てた頃、キャッチャーをしてて審判に何度か 注意してもらったことがありました。 たぶん、わからないようにサインを出しているチームもあるでしょうが、それ でも遅延行為の一つになるし、そこまでして勝ちたいの?という思いもありますね。 また野球にもルールには記載されてなくても非紳士的行為に対する注意はたく さんあり、目に余る野次、ベンチからの敵サイン指示、遅延行為となるような 例えば隠し球も今はダメですし、時間を故意に延ばすものに対してかなり厳しくなってきました。 ただ今回初めて知ったのがカット打法。 これについての指摘は初耳だったので驚きました。 ネットでは賛否両論あり、オイラが思うのはファウルで逃げるのは確かに遅延 にもあたるし、投手保護の意識が強い現行ルールでは受け入れられないでしょう。 とはいえ、1回戦からじゃなく、また地方大会からでもなく3回戦になってから 注意したという点だけは同情に値するかな。 それまで抗議がなかったのが不思議でしょうがないけど、兵庫県はオイラも 所属してるけど、高野連や審判は他に比べ厳しい方みたいです。 さてさて彼の行為についてなんですが、これを戦法ととるか卑怯ととるか。 オイラは卑怯とまでは言わないけど小賢しいとは思います。 「相手を疲れさせる」というのは、スポーツの戦術の一つでボクシングとか サッカーやバスケ、バレー・・・多くの競技にもあるでしょう。 ただよく考えるとそれらは攻守がはっきり分かれてない競技ですからね。 野球はピッチャーにかなり負担があり、バッターは楽に対処できます。 炎天下にこんなことをやられたら、多くの投手はつぶされてしまうでしょう。 安楽投手に700球以上投げさせた監督を罵るなら、こうしたカット打法に ついても認めるわけにはいきません。 将来的に球数制限がルールとして出てきたら、カット打法は許されるもので はなくなるし、そうした心配があるから制限がやりにくいともいわれています。 たぶん、経験者のほとんどは姑息な行為と思っているんじゃないかな。 なのにマスコミだけが、小さな巨人とか出塁率がすごいとかいって誉めそやし 正々堂々、後腐れのない闘いこそがスポーツなのに、相変わらずズレている というか、ドラマを捏造したくて仕方ないのかとあきれますよ。 オイラ自身、アウトセーフをごちゃごちゃ言うのも嫌なもので! ジャッジがはっきりわかるプレーにしなかった自分が悪いと考えています。 プロならしゃあないけど、アマチュアは試合した相手と後々まで仲良くやれ るような爽やかな戦い方じゃないとね! 決勝はなかなか見物になりました。 心情的には延岡を応援してします。 投手戦になりそうなので、バッターがどこまでがんばれるかに注目です!