少し違った話題のミカタ

注目の話題を中心に少し違う目線で感じたままを語ってます 暖かく広い心でお付き合い下さいm(__)m

2006年06月

今日はすごく不愉快な気分になった。
TVも学校も病んでますなあ・・・
番組はTV朝日、昼のスクランブルというワイドショー。
この中で秋田事件についてやってたんだけど高校時代の卒業文集だろうな、容疑者の昔が垣間見
られるからとどこからか仕入れてきたんだろうが、これがヒドイ酷過ぎる。

同級生からの寄せ書きには「二度と帰ってくるな」「もう会いたくない」など目を覆いたくなるような
ものと、何かの順位だろうがサイテー人間のようなものを指し示すものや、彼女が将来どうなって
いるかというもののには「犯罪者、詐欺師、自殺・・・殺人」など罵詈雑言の嵐だった。
ここではっと我にかえる。二つのことを思った。

まず第一にここの高校教師は一体何を考えてこういうのをさせているのか。
自分達のころを振り返っても同じようなひどいことをしようとしていたことがあるが、それでも担任が
チェックし、おふざけとわかっていてもこういう悪口は修正をさせていたものだ。
子供は残酷なので大人の知恵、知識による注意をしていなければ歯止めなくやる。
彼女の高校時代のことよりも出身校のアホさがよ~くわかった。

次にTVでは隠していたが彼女以外にも罵詈雑言は多かった。
決して一人に対するものではないのに、TVの悪意ある編集も感じられた。
いまや彼女の悪という絶対的な立場は変えられないだろう。だからといって反論もできない、間違っ
て報道されても裁判沙汰にもできない者にここまでの仕打ちは当然といえるだろうか。
番組中、北野大先生が「よくこの高校はこんなものを出させますね」と批判、そして暗に番組自体に
もこういうのを引き合いに出すのはどうかやんわり批判していた。

彼は北野武の兄、毒舌といわれる弟が行過ぎないところで上手に批判するのもこういう兄がいた
からなのかなと思った。自分の周囲がだ~と流れていくときに冷静に歯止めをかけてくれる人は
一瞬ウザイ気もするけどバランス感覚には重要だと感じる。
本来はメディア自身に求められるのに・・・

そういえば最近はこの秋田事件をはじめ、村上氏、日銀総裁など自宅に押しかける姿が映される
がどれもこれも「なにかひとこと」ばかり、もうアホ・バカの世界でしょう。
本当に国民の知る権利を考えるとしたら「会見をされる予定は?」そう聞くべきじゃない。
彼らの姿には「わが社にだけ」「わたしにだけ」のような取材にしか感じられない。
「多くの国民が・・・」なんつうことを言うな!会見だけを要求しろ!
ハアハアハア・・・書いてて興奮してしもた。
こんなんだから変な規制法案が出るんだろうなあ、そしてそれに反対できない複雑な思いもね。

いまさらではあるけど一昨日からサッカー仲間をはじめ多くの人たちと話が出来た。
みんなの感想はやっぱ柳沢を出した時点で失敗だというもの。
そりゃそうでしょう、あんだけ好印象を残した久保を選考をはずしたのはケガのはず。
ヤナギも骨折して召集前はほとんど活躍してないのに待遇は久保のそれとは正反対。
よくもまああんな不安な選手を・・・

ヤナギの持ち味は飛び出しの速さ。
ご存知のように速いが自分でシュートを決めに行かないのではさらに有名。
シュートチャンスを相手につぶされた上にカウンターが来るのだからDFにはたまったもんじゃない。
FWははずしてもいいからとにかくシュートを打てというのが守備側の祈り。
それをしないと全体のバランスは時間とともに崩れてしまう。

ただ選手はあまり責めるべきじゃないと思う。
だって急にうまくなることも何かが急に変わることもない。
アマチュア時代の日本と違いプロになってからは試合数も十分にあるからそれを選ぶのは監督
であり、その監督を選ぶのは協会。
これがサッカー協会内および協会員すべての選出でジーコを選んだのであれば日本サッカー協会
に所属するすべての会員に責任がおよぶがジーコ解任の声を押し通したのは他でもない川渕CP。

日本の代表と呼べないような選出。日本代表の重要な一戦目と思えないような先発メンバー。
過去の試合から急な変化に対応できない監督と知りつつここまで来たのはあまりに情けない。
負けても愚痴は言いたくないが、ベストかベストに近ければおいらもおいらの周囲の人々もまだ
あきらめがついていただろうし、素直にオーストラリアの強さを認めたに違いない。

それにしてもブランド信仰が強すぎる。
ジーコブランドに固執したサッカー協会。ジーコはファミリーを起用したがるところからその固執ぶり
も似通っていると思う。伝統あるイングランドのエリクソン監督はスウェーデン人で有名だが本家の
監督が自国の人間ではないということでかなり物議をよんだ。
それでもすべては結果。今では彼のことを批判する者は少なくなってきている。
個人的にジーコは嫌いじゃないし、サッカー選手としては好きだ。
でも日本代表の監督ということとはまったく話が違う。

今日本のサッカーファンはもちろんのことサッカープレイヤーすべてが落胆している。
10分で3点というのは・・・しかも俊輔の1点は審判が間違いだと認めた。
実質的に日本はまだゼロ。つまり攻撃陣も守備陣も評価はゼロに等しい。
そしてその戦術を選択した監督は・・・
とりあえず日本代表の愚痴は今日あたりで止めにします。
クロアチアは死に物狂いで来るだろうなあ・・・

一番恐れていた最悪の結果。
ジーコの納得のいかない選手起用と交代、がむしゃらさのない攻撃。
ゴールを目の前にして持ちすぎ、横パス、不発のシュートにゃあ参った。
色々ある中で多くの人が特に強く思ったんじゃないかな。
なにがくやしいってあれが今の日本代表のベストって思えないもん。

ドイツとのテストマッチはとてもよかった。多くの海外メディアの評価は組織プレーとスタミナそして
俊敏さに集中した。ジーコが目指す自由なサッカー、自主性のあるサッカーはそこにはない。
そしてセットプレーの弱さ。組織がいいだけに肝心なところをつぶせば弱いという見方もあった。
事前にこれだけの課題を知りながら一戦目で修正できていただろうか。

まず俊輔がつぶされた、幾分中田が自由になれたが彼の運動量は多くなり後半に響いた。
そこで重要になった福西だがうまいんだけど当たられてのプレーや展開の妙は一段下がる。
中盤の疲れが時間を追うとDFに負担となって現われた。
打開すべきは左右から縦に行く方法があったが、アレックは機能せず駒野は何度もチャンスが
ありながらアマチュアクラスのセンタリングしか上げられないというもので一度も冷やっとさせる
までに至らずなめられていたのか放流され続けていた。
素人目にみてもヤナギ、高原の交代で走りまわれる選手をピッチに送るべきだったろう。

FWは最悪。高原のDF意識の強さは悪くはないが、あれだけ動かれると肝心なロングパスの
チャンスのときに一旦位置確認しなければならない。
久保のように我慢して張る時間もないと組織の約束事ができなくなる。
身長差があるから高いボールを封じてたように感じたけど、相手に取らせてもセカンドボールで
取り返す戦術も可能だっただけに背の低い監督ならではの戦い方だったのかなとも思う。
ま、ヤナギを起用した時点でサッカーファンの多くが嫌な予感を持っていたと思うけどね。

今回の試合の感想、敗因のほとんどは選手を迷わせた監督にあるだろう。
なにがしたいのか、なにができるのか。できなければその対策は?
w杯は選手が闘うのはもちろんだけど情報戦であるともいわれているのは有名な話。
もちろん情報が集まっても分析、対策を練らなければ話にならない。
それは劣っているチーム、駒がないチームでもチャンスを運んでくれるもの。
選手は自分のやりたいことをしたがるからそこを首脳陣が伝えていかなければならないでしょう。
サッカー強国ブラジルだけどこと監督の世界ではブラジルは強くない。
その監督の世界で強国なのがクロアチア、次回の対戦国になる。

終わった。日本は終わった。
まだまだ可能性はある、奇跡を信じてなどというのは止めよう。
みんな一戦目がすべてだと言ってたんだもん。負けたら終わり。
今までの失敗から何も学んでいないチームに勝利の女神がほほ笑むわけないしね。
もう結果はいいからとにかく試合内容で感動させてほしい。
必死の死に物狂いの日本代表が見れればおいらは大満足、不完全燃焼でまた4年を過ごしたく
ないからね。サムライブルーじゃなくてカミカゼブルーで行け

いよいよ数時間後には結果が出る。
勝つか、負けるかで引き分けなんて考えたくないよ。

ピッチに立つとこまで世界のワールドカップ出場選手には百人百通りのドラマがあることでしょう。
ほとんどが苦しいことばかりだったと思う。
楽して、順風満帆に来れるような頂きじゃないもんね。

ケガ、運、情勢・・・自分の注意だけじゃどうしようもないことにもてあそばれながらも、なんとか
たどり着けた11人が選ばれるべき聖域。
気分は高鳴る。

それにしても相変わらず中継のアナウンスが気になるよ~。
NHKは実況は文句なしだけど元日本代表の井原の解説がしょぼい。
ていうか、もっといろんな説明をしてくれないかなあ。
「いいですよ」「厳しい時間帯です」「ここをのりきれれば・・・」て感想のレベルやん。

かたや民放は実況アナがうざい。とにかく事前調査した知識をしゃべりまくろうとする。
「彼のお子さんが・・・」「先日はOOした」とかそういうのは特番でやれば、流れる試合の最中に
余分すぎるし、ホントどうでもいい。
でも解説はこっちの方がいいんだよなあ。

NHKアナと民放の解説者が組んでくれれば一番なんだけどな。
日本戦大丈夫かなあ・・・

初戦のドイツ戦に続きその後の試合をみて不安になった。
必死さ、迫力、死に物狂いの戦闘モードにあのピッチに立ちたいなんて思えないくらい。
そこには華麗な技のかけらもなく、フェアプレイという言葉さえも野獣への軽いムチに思える程度。
常人には近寄れないまさにローマ帝国のコロッセオ。

あんなとこで日本代表は大丈夫なんだろうか・・・

少しだけ勝因を感じるのはここにきて暑くなってきたという事。
そんな中で運動量のある日本選手の特徴を出せればと思うが、一歩間違うとフランス大会の
アルゼンチン、クロアチア戦の一発カウンターの記憶も蘇るが信じるしかない。

初戦のオーストラリアは平均身長が高いが日韓大会の時は同じようなベルギー、ロシアを倒した。
まあこちらも地元だったという点があるのでアドバンテージとはいえない。
う~ん考えれば考えるほど不安は拭い去れないなあ。

今日は少年サッカーの大会いわゆる日本サッカー界の最底辺の試合に付き添ってきた。
彼らの未来のため、日本サッカーの未来のため、もちろん自分のためでもあるんだけど
そういうのを背負っていると思ってほしい。

アマチュア大会のオリンピックのようにそういうのがプレッシャーになるとかはプロの大会に
通用しない。参加することに意義があるなんていう考えでいられるようなとこじゃないと痛感。
普通はおいらが絶対に言いたくない言葉なんだけど「根性と気力」これしかないぞ!
がんばれニッポンという言葉も甘いくらい「いてもうたれニッポン!」

ワールドカップ開幕、あの開会式の会場に日本の国旗があるのをみて胸が熱くなる。
たかがサッカーというご意見ごもっとも、でもね世界で愛されている競技だからこの大会に出られる
かどうかというのは雲泥の差。
日本の首相や偉人は知らなくてもトヨタ、ホンダ、ソニーはよ~く知られている。

じゃあ人で知られているのはいないんかい!
そこで登場するのがサッカー選手、ナカタ、ナカムラを知っているのだ。逆においらもナイジェリア人、チョコ人、エクアドル人で誰を知ってるかと言えばサッカー選手。
世界の共通言語というのもうなずける。

さてさて開幕試合のドイツ対コスタリカこれを見たとたんに不安になった。
日本は三戦全敗ちゃうか・・・
98年初めて出場したときはもう舞い上がっていた。出場で使命を果たしたようなものだから、勝利は
二の次、それどころかとりあえず一点という祈る気持ちだった。
02年は地元開催、予選の苦労もなかったため不安はあったが、地元の利は予想以上に大きい。
時差ボケできた強豪国、大会寸前までヨーロッパで大きな大会があったことや気候の利もあり、
そんなに不安な気持ちにはならなかった。
そういう意味では今大会初めて沈着冷静に日本代表を見られるのかもしれない。

昨日の試合はあまりに驚いた。やっぱ違う、必死さが違う。
予選のときはホーム・アウェイ方式だから選手の気持ちもそれなりに構えられると思う。
しかしW杯はいわゆる第三国でサッカー通が集まる大会、また選手の見本市でもある。
見る方も高いお金をかけて懸命にやって来れば、選手もそれ以上に必死なんだと改めて感じた。

グループではブラジルはさておき、クロアチアとオーストラリア。
国家意識が強く自分を売り出したいハングリーさを持つ選手が多いクロアチア。
体格もさることながら自国はサッカー市場が小さいため欧州リーグに売り出したい意識のある
選手が多く、すでに活躍している選手のいるオーストラリア、しかも監督は名将ヒディンク。
やばい、やばすぎる・・・

日本は一勝も決勝トーナメント進出も経験し、自国リーグもそこそこ良いという環境。
彼らのモチベーションはもちろん高いとは思うが、他の国に比べるとどうなのか疑問。
よく決定力不足と呼ばれているがそれは止める相手が優れているからこそで、得点するにはそれ
以上の強さ、速さ、奇抜さが求められる。
昨日の試合でそれを十分に感じました。とにかくシュートが速い、姿勢が不十分でも打ち込む。
これは日本とって攻撃陣もそうなら守備陣もかなりの覚悟が必要だろう。

ただ日本だけを考えると不安なんだけど、そう思うほどやはりレベルの高い大会。
今まで見たことのないパフォーマンス、魔法のようなプレイが予想できる。
さあこれから二日目の三試合の始まり。
少しは不安が減るだろうか、それとも・・・

ザ・テレビジョンの今週号はサッカー一色!
興味のない人には地獄のような数週間になりそう。
家で他のことをするか、外出して過ごすか・・・

嫌でも話題に乗るなら試合をいきなりみるのもなんなんで、ちょこちょこあるハイライト番組
なんかだけでも見てはいかがでしょうか。
わかりやすいし、得点シーンが中心だと思うし、選手紹介もしてくれるでしょう。
それも嫌ならちょっと厳しいっすね、なんとかがんばってください。

おいらだってどんだけ見るかといえばそうでもないです。
最初の予選リーグはあんま興味ないし、好きな国でも対戦相手がたいしたことなければ
ほとんど見ませんから。
それでも時折やる特集で国を背負う選手の紹介を見てると応援したくなります。
アンゴラのアクアなんかがそうです。

ある意味人生をかけた闘いであり、国と国との戦争でもあります。
広い意味では人種や地域(アジア・アフリカ・欧州・北米・南米)の闘いでもあります。
他にも背の高い選手・低い選手の戦術、足の速い・遅いなど体格のランクもないため
自分なりに見つければいろいろありますよ。

最初から興味津々で入る人は少ないでしょう。
サッカーファンの多くはW杯のどれかの大会から入る人が多いです。
その一人になっていただければ・・・そう願います。

今日は昨日と違いうす曇、しかもなんとなく湿気がジメジメ。
そろそろ梅雨の足音が聞こえてくるかな。
今日一日だけでも持ちこたえてほしいけど難しそう。

明日からいよいよW杯だあ。
しばらく寝不足な日々が続く人少なくないでしょう。
今回は過去の大会の中でこれほどワクワクするこはないっす!
日本が初参加のときや国内開催は確かに祭りではあったんだけど
そういう意味のワクワクとはまったく違いW杯ならではの期待感と言うか。
なにせマラドーナ以来なかなか登場しなかった天才が現われたんだもん。

サッカーは歴史が長い分いろんな意味で成熟してきました。
個人技からトータルフットボール、ゾーンプレス、パスサッカー。
その変遷は個人技をつぶし、戦術強化で総力戦で闘うという指向性があり
スーパースターをつぶす戦術でもありました。

確かに過去の大会ではおいらが思い出してもクライフ、ベッケンバウワー、プラティニ、
ストイチコフ、リネカー、ガスコイン、スキラッチ、クリンスマン、マテウス、フリット、ライカールト、
バルデラマ、ロマーリオ、ジダン、フィーゴ、ベッカム、ロウナウド・・・突出した優秀選手はいても
組織戦術から抜け出ることはありませんでした。逆に組織で生きた選手たちでもあります。

こんな感じが続きどの大会を見てもマラドーナを超えるほどの選手は皆無。
サッカーファンからはスーパースター不在のW杯と呼ばれていたくらいです。
なのに・・・匹敵する選手が登場してくるんですからね。まだまだ奥が深い。

スーパースターの条件は人それぞれ違うでしょうが、個が組織を越え、たった一人が
優勝を左右する存在であり、それ以上にプレーそのものも見たこともないような独創性に
あふれ、前代未聞のプレークラスだと考えています。まさに天下無双!
とても難しいと思いますが、今大会のロウナウジーニョにはぴったりでしょう。
今後彼クラスはしばらくは無理だろうから、目に焼き付けておきたいものです。
ていうより彼の活躍を見られる時代にいる自分が心底うれしい。

もちろんスタークラスのメッシ、ベッカム、シェフチェンコ、ナカムラにも期待。
ドイツ大会からスターダムにのし上がる選手にも注目していきましょうか。
梅雨の時期は憂鬱になるのに今年ほど気にならないのは珍しいです。
日本の勝利はもちろん最高のプレーが見られる最高の大会になることでしょう。

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