日本の2010年ワールドカップは延長PK戦の結果敗退しました。
サッカーファンの90%にダメ出しをされた岡田ジャパン、0勝3敗という予想を
くつがえしグループリーグを2位通過したのは彼らの意地だったのでしょうか。
なににせよ、脱帽という言葉がぴったりだと思われます。
ともあれ今後の可能性、おぼろげながら見えてきた日本サッカーの行く末など
未来を築いてくれたことに感謝したいものです。
ニュースやワイドショーではもっと岡ちゃんに続けてほしいなんてお気楽な
コメントをしていますが、勝てば官軍負ければなんとやらで天国と地獄を知る
者にとっては今のままで去ることが一番でしょう。
頼りなさそうだったのに最後は布陣を変え、良ければ選手を称え、悪ければ
自分のせいにする姿勢が選手の気持ちに中に実力以上の力を芽生えさせたのだ
と感じ、監督という枠を超え上に立つもののあり方を見せてくれました。
2006年は史上最高のメンバーといわれながらまったく楽しめず、タレント不足
の今大会といわれていたのに逆に楽しませてもらいました。
お陰でグループリーグの試合をいつも以上に見ることができましたね。
パラグアイ戦で思ったのはこの国もあと一歩でベスト8という煮え湯を飲まされ
ていることから、今回の幸運をつかんだのではないでしょうか。
日本もドーハの悲劇があったからこそ次があったと思う人は多いと思います。
ですから歴史を重ね、悲しみを乗り越えその上で勇気を持って闘うことで幸運
の女神は微笑んでくれるのでしょう。今の日本はまだまだだということです。
今月はオイラにとって忘れられない月になりました。
2010年の6月は日本の健闘と身内の不幸と一生心に残ることになりそうです。
本当にバタバタの一月でした。まだもう少し落ち着きませんが一つだけ言え
るのは時は無情に過ぎて行くということです。
日本のがんばりが悲しみの一部を取り除いてくれたことに心から感謝したいです。
2010年06月
ダメ人間はどっち?
この間まで春風さわやかだったのにジメジメしてきましたねえ。
この時期の落とし穴は「今からクーラーつけたらダメ」って言う人、違うん
ですよね、今が一番危ないんだっつうの。
体が暑さに対応してないから汗腺が開いていない。
このところの暑さは気温はそこそこだけど湿度が高い、こういうときはかなり
発汗してしまうのに体がついていってないから熱中症になりやすい。
観察してると我慢したがるさせたがる人の下でよく起こってます。
なぜ上手に使おうとしないのか?
別に冷え冷えにしなくてもほんの少し下げるだけでいいのね。
あとエコを持ち出すバカはおまえが死んだ方がエコと言いたい!
不愉快なことで効率を下げたり疲れを倍増させたり、そのことで病気になった
りしたらそれこそ経済的損失。昔のエアコンがなくても大丈夫な時代じゃなく
なってるのは確かなんだから、自分の思いだけで考える人には集団からは退場
していただきたいのがオイラの思い。
今日もどこかで言ってるんだろうね。
「クーラーが人間をダメにする」
それはおまえだって!
代表快進撃のメッシ
連日日本代表の快進撃が伝えられている。
ネットなんかでは「岡ちゃんに謝れ」なんていう記事があるがそれは大いに
間違いで「4連敗」「レギュラーの固定化」「おかしな選手交代」「基本
戦略のおかしさ」などは批判されて当然。
結果も出てないし「それでも信じる」なんていう人は現実を見ようとしない
信者状態であるというのがオイラの見方だ。ただ苦境に立たされ背水の陣と
なった以降の修正は素直に評価すべきだし結果も出たしね。
その修正の中で「ポジション」「スタメン」を変えたことが理由と考えられ
るけど、ここまで伝え聞かれる中で一番注目したのが「一致団結」したとい
うことだと思う。
というのも、いくら実力があってもチームがバラバラになってしまうと多く
の強豪チームでさえ格下に負けてしまうのを目の当たりにした。
フランスは空中分解、カメルーンは報酬問題、イタリアは前回の優勝で満足
してるといわれたしまだまだ表に出てない問題も多いでしょう。
日本も過去マイアミの奇跡と呼ばれた試合の後で海外クラブ移籍を目指す選
手との確執でボロボロになったし、ドイツ大会で酷い結果に終わったのは
ヒデの特別待遇が少なからず影響した感じ。
今回も海外組・国内組・クラブの力関係など日本もちょっとしたものがあった
ようだけど、連敗でボロボロになったことでわがままを捨て勝利のみに集中
したというまさに雨降って地固まったという話。
以前は試合前の国歌斉唱でさえ歌う奴、歌わない奴などという子供レベルの
わがままを言う奴もいた。今回は全員が天を見上げ歌いその姿に心を打たれ
た人は少なくないと思う。そしてオイラも応援したいという気持ちも今まで
以上に上がった。
「国民のためにやってるんじゃない」「自分のためにやってる」なんていう
言葉を聞いたとき、それが本心かどうかはわからないけどチームワークとい
う考えでは一番の敵であることを証明してのだと思う。
ラグビーのワンフォアオール・オールフォアワンを思い出す。
本来の力を発揮し、時にはそれ以上の力も出す。
勇気ある者に幸運が舞い込むという言葉があるけど、その勇気も一致団結
してないとワンマンプレイの中では発揮されないでしょう。
今大会ではアルゼンチンのメッシが一番の話題ですが日本代表は「滅私」が
勝利を導いてくれたと思います。
次の決勝トーナメント一回戦で敗れたとしてももう素晴らしいことを教えて
くれたので十分ですね。ただしそんな彼らに幸運が舞い込むことも信じて
みたいと思うし、一生懸命応援するつもりです。
やりました!
歴史的瞬間!
まさか、まさかの予選通過。
逆にいえば、なぜあれだけ苦しんだのかがわからないくらい・・・
ネットでは俊輔を使いすぎたとの批判、残念だけどそういわれても仕方がない。
決勝トーナメントは良い時間に応援できることを願います。
しばらくは寝れないなあ。
判断力の欠如
マンウォッチングが好きなオイラはいろんな面で人間を分類するのが好きな
んだけど、今回の浜名湖ボート転覆事件でもいつも思っていることが出てきた。
それは「緊急対策がとっさにできるか否か」「緊急予測ができるか否か」
今回も学校行事で自然を相手に行われたものでその点でいくと冬に教えて
いるスキーとまったく同じであるといえる。
なぜ今になって取り上げたかというと学校側、業者側そして生徒がどうだった
か予想で書くとまずいので実態がきちんとしてから言いたいと思ってました。
まず天候がよくなかったのに大丈夫と判断したのはどこにあるか。
これは学校側でしょう。業者は言われればします。一応の安全対策はしている
とはいえ、ほとんどの対策は事後対策であり転覆やなんやかんやがあっても
人数や設備が万全かというとほとんどは足りないと思われます。
学校は自分たちは主じゃないと思っているけど、毎年来てもらいたいお客さん
として業者側からすれば大切であり中止したり、別の予定を組むことにすぐ
難色を示すのは彼らだからなるべく予定通りにこなしたいと思うものなのです。
オイラもスキーなんかで猛吹雪なんていうのが何回もありました。
「こりゃあ中止やな」と思っているのにほとんどが強行突破。
学校つうのは自分たちの都合、責任はなすりつけ、生徒よりも教師と思って
いることがよ~くわかりました。
しかもこれはほとんどの学校に共通するものなので「学校や先生によって違
う」というのは残念ながらありませんでしたね。
しかもそういう人が命の問題や他人への思いやりなんて教えているのかと思
うと反吐が出るような気持ちになりました。
結局机の上しか学んでない者に自然という過酷な教室はまったく相手になら
ないし、してない者はどんな立場であれ知識と経験のある者に従うべきです。
逆をいえば天候にうるさいところや中止の判断がしっかりしている業者ほど
良心的で良いと思った方がいいでしょう。
命を重いとみるかどうか・・・
ジャブラニ
今回のW杯が今ひとつ盛り上がらない。
その原因はヨーロッパリーグの過密日程、守備偏重主義などいくつか言われて
いるけど、オイラはボールだと思う。
ブーメランタイプでさえ軽くフワフワした感じでなかなか扱いづらかった。
それでもプロの選手は無回転ボールを駆使したりその対策も万全だったところ
に今回の新種のボール。
観ているとパスミスは多いしバーの上を行くし何よりフリーキックの精度が
滅茶苦茶悪くて普通ならワクワクするのに「またはずすな」と消極的な気持ち
になってしまう。
今後もこのボールをFIFAは使うんでしょうか。
下手するとサッカーの魅力自体に危機がやってきそう。
サッカーの魅力はゴール、パス、キック、トラップ、ドリブルの妙。
それをキックだけに特化してしまうようなボールはなんだか・・・
そもそも安価で買いやすかったボールが高値になったのが一番最悪。
メーカーだけが喜んでいそうなボールに退場願いたい。
日本惜敗・・・残念
日本、残念ながら負けました。
仲間4人と我が家で観ていたわけですが、意外な善戦ぶりに勝たせてあげたいと
思いましたね。逆にいえば今大会でのヨーロッパ勢の不甲斐ないこと。
ヨーロッパリーグの過密日程を原因としているようで、最初はオイラもそれは
大変だと思っていたけど、よくよく考えたらリーグにはアフリカ・南米の選手
もたくさんいるわけで、そういうことから実はヨーロッパはたいしたことない
という声がネット上をにぎわしています。
時に今大会注目されているスペインは格好の的。
クラブチームでは文句なくバルサやレアルは強くても国別となると段違い、そ
こにはW杯派、クラブ選手権派と意見が分かれそうだけど、オイラはやっぱ
基本は国別だと思うのでなんとかがんばってほしいと願います。
話はそれたけどオランダ戦の日本ではっきりしたことが一つ。
残念ながら中村俊輔はもう代表としての期待はまったくなくなりましたね。
予選段階ではFKを横取りしようとした本田に批判が集まっていたけど、今な
ら俊輔が打つ方が批判を浴びそう。
なにより観ていて守備はしない、一歩目が遅い、パスが遅い=連動していない、
スペースに走らず引いてばかり、勝負強さがなくなった・・・と、良い所は
まったくなく悪いところばかりが目立ちました。
もともと他の選手を鼓舞したり、ムードメーカーでもなくリーダーシップも
発揮できないことから、今大会で代表最後となりそうな感じ。
好きだっただけに少し残念な気がしますが、それがプロの世界でしょう。
逆に遠藤、長谷部、阿部の三人に献身ぶりや長友のマンマーク、田中の捨て身
のディフェンスと他ががんばってるだけに目立つんだよなあ・・・
岡ちゃんはカズに引導を渡した人だけに今回で俊輔にも渡した感じがする。
さてさて三戦目まで可能性が残るとは思っていませんでした。
さすがに深夜なので仲間と応援というわけにはいきませんが、決勝T進出で
応援というのを楽しみにしたいと思います。
勝って兜の
日本代表の予選突破がほとんど不可能と思われていたため、通常なら大会前に
ヒートアップするマスコミに多くの良心的従来ファンはちょうどいいと思って
いたはず・・・なのに。
一勝してしまったとたんいつもの熱狂が始まった。
しまいにゃマイアミの奇跡まで取り上げ、また他の試合でも番狂わせが起きて
いることにも注目し、オランダに勝てるんじゃないか、いや勝てる、勝つ気で
いくべきなどと訳の分からない報道ぶりに自ずとチャンネルを変えてしまう。
が、同じ時間同じような取り上げ方ばかり。
韓国が初戦快勝し二戦目にアルゼンチンに徹底的にやられた。
しかも破ったギリシャは好ゲームをしている。
視聴率を上げたい、みんなに応援させたい気持ちも理解できる。
しかしもう少し冷静な分析・見方が必要でしょう。
昔から日本には「勝って兜の緒をしめよ」といい言葉があるのに、どうやら
マスコミとスポーツを体験したことのない人には通用しないみたい。
スペインにしても時間内には必ず点を取れるという油断を感じた。
オランダも今までは余裕で日本を見下していたはず、そこに勝機があったのに
兜の緒をしめてくるのはオランダになってしまったでしょう。
金星をあげた試合の次は落とすというジンクスがある。
マイアミの奇跡の後には悪夢があった。
今回もそれがないことを祈りたいけどメディアの相変わらずの狂騒振りにまた
同じように・・・というサッカーファンが多いと思う。
あさっては良い正夢を見させてほしいが・・・