少し違った話題のミカタ

注目の話題を中心に少し違う目線で感じたままを語ってます 暖かく広い心でお付き合い下さいm(__)m

2015年03月

ああ、ついにダルビッシュもやってしまったか。
日本人名投手が次々と、好調でもある年齢になると必ずケガに悩まさ
れる、一体どうなってるのかと思う。

言いたいのは高校野球の弊害、もう少ししたら春の選抜になるけど、
あんなので勝利してその後の人生に何があるのか。
プロを目指す選手はスカウトの目にとまりたいと思う時代は過去の話
で、実際はどんな小さな情報でも彼らは足を運びます。

となると、あるのは大学への推薦枠くらい、たかがそんなことで肩を壊
すほどの投げ込みをするのはかわいそうだと思う。
実際知り合いのほとんどが肩を壊して終了ですから。

選抜や夏の甲子園を神格化しているのはテレビと新聞であり、その
証拠に国体とかもあるけど、報道しなかったらどこで何をしてるの状態
で、似ているのが箱根駅伝だと思う。

とにかく松坂に田中そしてダルはもちろん斉藤祐樹なんかもそうだと思う
し、まだ大丈夫ながら心配なのが前健と藤浪ですね。
ここまで高校野球が頭に来るのは、他の競技がすごくコーチングの成功
もしくはシステムがいいのか順調に世界レベルの選手を輩出していること。

一昔前までは日本人は体格が劣る、遺伝子が不向き、体力も厳しいとか
ネガティブなものが多かったけど、最新のスポーツ科学ではDNAはそこ
まで重要ではなく、環境の割合の方が比重が多いというレポートも。

そういう視点でみるとテニスの錦織選手はもとよりフィギュア、水泳、ウィン
タースポーツなど、一時は不信にあえいでいたけど反省から改革を断行
した競技やそういう点では柔道、サッカーなども試行錯誤を繰り返してい
て、野球のように泥水がたまったままという方が少なくなりました。
だから逆に目立つ、目立つw

春の選抜の高校が紹介されていたけど80%が私立高校でほとんどがセレ
で100人近い部員がいるチーム、こんなのはっきりいって誰がやっても
出来るでしょ。同じように「選ぶ」プロ野球でさえ登録人数が決まっている
からこそ、監督やコーチの指導や戦術が重要視されるのに高校野球は
そういう制限もないし、とにかく名前で集められるかどうか。

今回ショックだったのは野球の強豪県の一つだった兵庫、ふだんは2校
出場が当たり前だったのにゼロでした、これは記憶にない。
ただ噂で聞いていたのは、兵庫出身者は他府県に転入する傾向がある
というもので、その理由が飼い殺しシステムだったり、旧態依然のふるい
にかける選考やいわゆる上限関係によるいじめ。

元プロ野球選手がそれを面白おかしくトーク番組でしゃべっているけど、
それを聞いてはたしてどれくらいの人がシンパシーを感じ肯定してるの?
社会人になればわかるけど自分の前後5歳は同級生にちかくなってくる
ことを考えれば、中高の1.2学年違いで偉そうにするのはクソの論理。
頭が悪い、実力のない者ほどそうしたがるものです。

ちなみに、そういうのを自慢げに語る高校ほど新入学者が避けてしまい
中には廃部になってしまった名門もある。
しかも有名選手を輩出してきたはずなのに、誰一人として救う気が
ないのは、どれだけ育てられたという恩義がないのかという証左かなw

先日、友人の先生とも話していました。「俺はそろそろ部活は学校もしくは
学校の先生がするべきじゃないと思うけどどう?」すると、完全に同意と
いう話でした。やはり学業に専念すべきという意見。

そういえば大阪で部活にも熱心な先生が過労死していましたね。
何のために教師になったのか、彼は部活専門?いやいや大学ではきっち
り教科の方を学んできたはずなのに・・・ニュースでは担当の部活は初心
者で一生懸命講習会のようなものにも通っていたというものでした。
たかが部活で将来ある先生が亡くなったと思うと喪失感しか残りません。 

また韓国では日本の部活動のようなものがなく、うらやましいという記事を
見るんだけどこちらもスポーツ先進国のヨーロッパを調べると、ほとんどが
学校ではなくクラブ制できちんとしたプロ指導者の下で生涯スポーツとして
の成熟した楽しみ方を実践しているようです。
そういう点では日本はスポーツ中進国かな。

様々な競技を体験し、仲間を増やし、その中から自分にあったものを見つける。
すべてが学校という村の中にあるから、不平や不満を村中でぶつけイジメは
どうしようもないものになってしまう。
指導者が先生か社会人かでもまったく違うものになるでしょう。
本当にその競技が好きで、喜びを知り、自分も恩返しがしたい、そういうコーチ
じゃなければ教えてもらう側も楽しくないでしょうね。

ネットをみると野球はもう終わりだというのをよく目にします。
オイラも大好きだし、お世話にもなっただけに何とかしてほしいけど、やはり
水泳や柔道のように大事になるまでは無理でしょう。
スポーツで教育だって?バカじゃなかろうか、それはスポーツの良さを逆に
愚弄している言い方だと思う。こういう人が協会の上にいるうちは無理だなあ・・・ 

自分自身のテレビがつまらなくなった理由の一つがはっきりしました。
というのも先日ある記事にマツコ・デラックスが人気なんだけど、テレビ
局の人間にとってはその理由がわからないという。

オイラは特に好きじゃないけど嫌いでもない。
彼?の冠番組を定期的に見るほどのファンじゃないけど、たまに見ると
面白くてついつい引き込まれてしまいますね。
とはいえなぜなのか深く考えたことはありませんでした。 

同じようにいわれているのが今でしょの林先生と池上さんで、お二人と
も一発屋というと少し変なんだけど一年も持たないうちに消えると思わ
れていたのが、いまだに細々ではあるけど続いています。

マツコ、林、池上3氏は芸人ではありません。
芸人の中では有吉と上田の二人が何となく好印象な部類の人たちかな?
そんなこんなでいろいろ考えると二つのことが思い浮かびました。

一つ目はある程度は真面目であるということ。
自分がテレビでほしいのはあくまで情報、また興味深い映像とか知識を
求めるのが ほとんどでお笑い関係はほんの少ししか見ません。
それなのに何でもお笑いに関連付けるのが大嫌い!

とにかく早く教えてほしいというのが第一にある。
そういうのもあって盛り上げてCMに行くというのもかなり嫌われています。

二つ目がクイズ形式にして芸人にボケを求めること。
例えば世界一受けたい授業っていう番組が好きで毎回見てるんだけど、
司会の上田はいいとして有田のボケ回答が頭に来る。

前にも書いたけど録画でしか見ないんで早送りにします。
他にも関西ローカルではけっこういいのがあるけど、同じようにクイズに
して笑いに変えようとするんで絶対に飛ばします。

現代人にとって大切にしたいのは時間でしょう。
今はあれやこれやすること、したいことがあるんでテレビにかじりつきなん
ていうのは、ヒマな人でもじいちゃん、ばあちゃんくらいと聞きます。

若い人ならスマホしたり、社会人なら疲れをとって明日に備えているだ
ろうし、いろんな人に聞くとテレビを見る暇もないという。

そういう傾向と正反対にテレビは視聴者をなんとか引きとめようとしたい
のはわかるんだけど、もうそんな時代は完全終了。
なにせ一家に一台といわれたテレビも一人に一台になり、それ以上に
一人に数台のIT時代に変わってしまいました。

またニコニコ生放送を見てたらわかるんだけど、自分自身が突っ込みたい
感想を語りたいという人たちが大挙して押し寄せています。
それ以上に自分と同じような考えとか反対意見が知りたいという人も。

それからいくと「突っ込み」をする司会者や芸人はまだしも、時間を無駄
にし、不必要なボケはもう不必要ということじゃないかな。
マツコ・上田氏なんかの人気の理由がわかる気がします。
いいとこ突くなあっていうのがちょこちょこありますから。

またお笑い芸人のレポートよりも素の役者さんやタレントのものの方が
自分たちに近い感覚というのも好かれるのか人気があるようです。
とにもかくにも笑いたいふざけたいなんていうのはもういいでしょう。

これに似ているのがウケを狙って失敗炎上するバカッターたちという印象。
楽しむのはいいけど、ちゃらけたりふざけたりするのはちょっとね・・・
 

韓国の反日はいつかは終わらせないとそれが内部を食い破り、最後は
国自体が滅ぶくらいの大きなものになってしまうそう思っています。
そして今回の米大使傷害事件はとうとうここまできてしまったかと。 

ネットでは愛国無罪、反日無罪という言葉があがっていて、これは犯人
の前科が日本大使の件であったというのに、そちらはさほど重要視され
ていなくて、執行猶予さえついてる者が堂々と隣の席に座っていたなん
て普通じゃ考えられないようなことが起きました。

韓国ではいまさらながら驚いているようだけど、オイラはそういうのもず
っと見過ごしてきたツケだと思ってます。

例えばいまだに拘束されている加藤元支局長の裁判では裁判中に暴れ
て退席させられた人間もいたというし、外では車に卵を投げつけたり前に
立ちはだかって嫌がらせをしていた映像を見ました。

いくら反日感情があっても裁判所付近であのようにやらせるなんて異常、
もし彼がケガしたりするような事態があったらどう説明したんでしょう。
日本大使館前の抗議デモや像の設置は国際法で禁止されています。
それでも日本人相手ならOK?そういう感情に任せたことをしているから
こそ、小事が大事になってしまうんですよね。

警備の問題は今後激しく追及されていくだろうけど、当事者だけじゃなく
社会全体にある愛国無罪の雰囲気を壊さないと根本の解決はないなあ。
日本でも川崎の事件では少年に対する実名写真報道で揺らいでいて、
それでも賛成反対の両方の意見が取りざたされます。

韓国ではその両論というのが対日本ではほとんど見受けられません。
完全な言論弾圧で、絶望的なのは日本の統治時代にいい面を書いた
だけで断罪され、社会的にも抹殺されるということが何度も起きました。

最悪なのは親日罪などという中世も真っ青の遡及法を作り、魔女狩りの
ように親日派とレッテル貼りをし続けています。

韓国国内では今回の事件を北の工作とか、日米分断工作とか、相変わら
ずOOせい、誰が悪いという一過性のものばかりで、もっと深刻に考えない
とさらに取り返しの付かない重大事件が起きるでしょう。
セォウル号事件でも賄賂、財閥、違法放置・・・など韓国社会の構造と密接
に関係しているという印象でした。

そういえば日本も一昔前まで北朝鮮の悪口はいえないという風潮があり、
犯罪を認識していても口出しできず、そういう点では反日スルーとは逆だけ
ど北の犯罪スルーみたいになっていました。そして拉致がわかったとたん
手のひら返しのようになり今に至っています。

同じことが韓国にも起きると見ていて、何か重大なことが起きることで今現在
の反日現象が激変するんじゃないかと。
痛みがなければいいけど、実際は痛みを伴わないと無理でしょう。
それが致命傷になるほどなのかどうなのかはわかりませんが・・・

オイラは韓国がどちらかといえば好きなほうでした。
4回旅行したし、いい思い出も作りました。
それがいつの間にか、完全に世論誘導による工作で、反日となれば思考停止
するという国民性をつかれ後戻りできない状態にまでなってしまい、今では
二度と韓国に行きたいという気持ちも失せています。

だからといって訪日する韓国人に対し、歴史や領土の問題をふっかけようと
いう気はさらさらないし、日本と日本人の良さを知って帰国する人たちが多い
ようなので、自分の曇りなき眼で見た日本という国を考えてほしい。

日本の土下座外交の象徴のようにいわれた外務省も日韓関係を厳しく見つめ
直すような文言をHPにあげたというのも話題になっています。
我々が知らないところでよほど頭にきたことがあったんでしょう。

また今回の事件ではシャーマン国務次官の発言に反応したものだとする論調
があるけど、犯人は10日前に招待してもらったときに計画を思いついたという
から、メディアの方向性がまたおかしなことになってるし、そもそも戦争反対
だの平和主義を唱えるものほど暴力的だと非難しろって!

暴言妨害をスルーすることがどういうことになっていくか・・・
日本も他山の石として考えた方がいいですね。
今回の悲しい事件から何かをつかみ変わればいいけど、たぶん無理だろうなw 

テレビに「イラ~ッ!」とする瞬間ランキングがあがってました・・・
 
1位:CMが多すぎるとき
2位:大したシーンでもないのにCMをまたいだとき
3位:「CMのあともまだまだ続きます!」と言って、 来週予告しかなかったとき
4位:CM明けにまた同じVTRが流れたとき
5位:女子アナがぶりっ子しているとき
 
6位:一番いいところでCMに入ったとき
7位:どのテレビ局でも似たような特集ばかりやっていたとき
8位:ワイプに写っている芸能人が「作った顔」をしているのを見たとき
9位:バラエティ番組で同じシーンばかり流れたとき
10位:「視聴者を泣かせよう」という演出がバレバレなとき
 
11位:どのチャンネルを見ても毎日同じ芸能人ばかり出ているなと思ったとき
12位:ドラマで下手な役者の芝居を見たとき
13位:テロップが多すぎるとき
14位:「ピー」と放送禁止用語を消した会話が放送されたとき
15位:バラエティ番組で不自然な笑い声が入ったとき
 
16位:人数がやたらと多いグループばかりが出ている番組をみたとき
17位:バラエティ番組や情報番組で誰も本音を言わないとき
18位:CMの音がやたらと大きかったとき
19位:街頭でインタビューに答えた人を馬鹿にする放送がされたとき
20位:スマホのゲームのCMばかり流れたとき
 
なんかよく見てるんだなあって思いますねw
特に注目したいのはCM、オイラの場合は録画してから見るため、そんなに
気にならないほうだけど入れ方、量についてはえげつない印象があります。

というのも以前はCMカット機能があったけど、これをなくしたことで編集
場所がはっきりわかるため、まともに見てたら怒るだろうって予想できますw
あと最近は前の番組終了すぐに次の番組の頭っていう風になってますね。

デジタル録画の場合は、開始数秒前を入れられるようになっているため、
何の番組をやっていたのかわかりますから。
また、そういうのも局によって番組によってならわかるけど、全局全番組が
同じようになっているのが気持ち悪い。

テレビ、新聞のマスメディアの横並び談合ぶりには嫌気がさしてきました。
何度も書いてるけど斬新さ、目新しさ、冒険はコンプライアンスを気にする
それらからは今後期待できないでしょう。

そういう点でオイラ自身がテレビで一番嫌いなのが、討論番組や政治系の
ものを見るのが好きなんだけどこれらが不毛のままに終わることばかり。
ご存知のようにほとんどの番組内容に代わり映えしないものばかりです。

例えば中国とか韓国の話題が出ると、極端な思想の人、極端な意見ばかり
の対立的なものばかりで、番組を見たことで考え方や見方が変わるどころ
か、ますます双方がヒートアップし不愉快に終わるものがほとんど。

その最たるものに朝生があったわけですが、前回の新エネルギーのもの
でも出演者を見た時点で見るのを止めました。
なぜなら原発の推進と反対だけで、番組名にあるような日本が開発可能な
新エネルギーを模索しようという印象がなかったからです。

対立軸を作って番組を作るのは簡単、マイノリティの意見を紹介するのも
メジャーな意見への反対意見とか、政権批判は誰でもできるでしょう。

それよりも次世代はどうすればいいのか、本当に実現可能なものを学ばせ
てくれることはつまらないかもしれないけど、元気になるし今後自分がどう
いう風なことを勉強したり、アプローチすべきか知ることが出来ます。 

例えばオイラの住む日本海側の片田舎は数年後はやばいというデータが
発表されたところです。地方創生だとか補助金がどうなのいう話が出ている
けどな~んの刺激にもならないし、希望も持てない。

そんなときに青山繫晴氏がご存知メタンハイドレードが日本海側にたくさん
眠っているという話を関西の番組で主張されています。

ここで保守的な人は「そんなの実現不可能」ってすぐに言うし、左翼的な
人は日本が活性化するのが嫌いなのかノーコメントで、それが可能なら
原発も確実に廃炉できるというのに何もいいません。

また保守的な人、左翼的な人の多くが生活にそれほど困窮してないか、
余裕があるようにも思うんですよ。だからこそ不毛な空論に付き合うこと
ができるんじゃないかと!

本当に困っている先行き不安な人間からすると、すぐに出来ないことや
建設的な意見なしの反対なんて百害あって一利なしですわ。
メタンハイドレードが実際どうなのかということよりも、国がその開発と
研究をするという姿勢こそが一番大切なんじゃないかな。

そうすればインフラを整備しなければならなくなるし、、関連企業を誘致し、
もっといえば大学なんかの学術研究なんかもっていう話になれば、そこ
に町が生まれるもしくは人口が増えるはず。
人さえ集まれば産業は活発化するし、就職先も増え、若者も定住すること
ができるようになるでしょう。

いま日本が苦しいのは新規事業がしにくい、規制でできない、起死回生
の案がなかなかないというものだと思われます。
新エネルギー開発はそれらを逆転できる日本だからこそできる新産業だ
と思うんですけどね(原発利権と石油関連の利権が厳しいかな・・・^^;)

戦後日本のツケを清算するというのが安倍首相のやり方で、おおむね
賛成なんだけど、これらについてはなぜか歯切れが悪いんだよなあ。 
とはいえ時間の問題だと思うんですけどね。
なんか話の方向が変わってしまったけど、とにかく明るい話、希望が持て
るような話がいい!日本を見直して喜んでる番組もどうでもいいですよw 

川崎の事件はいろんな情報があがってますが、まだ全面解決というか
解明に至っていないのでまだ何も言いたくないですね。
以前あった山下画伯事件こと香川であった坂出3人殺害事件では父親
が犯人だと盛り上がってしまいましたが、結果は叔父でした。

やはり憶測や流言に惑わされるのはよくないと反省。
以降は、きちんとした結果が出るまで待つようになりましたね。
ただ記事はいろんなのに目を通しています。
さっそく嘘情報もあったりして軽々に飛びつけないと再確認しました。

今回の事件ではっきりしているのは18歳以下の未成年の犯罪。
そこには少年法の壁があり、あちこちで議論が活発化しています。
そして面白いのを見つけたので紹介したいと思います。

たぶんNHKのドラマで「リミット 刑事の現場2」というのの一場面で
主演の武田鉄矢が取調べで未成年の無差別殺人犯に言うセリフ。
これは厳しい言葉だけど、オイラは賛同しました。
まさにこの通りだと思います。

 武田鉄矢「お前に人権なんかねぇ」
http://www.youtube.com/watch?v=aUB0Rk9ab3w

犯人「悔しい思いしてる奴がいっぱいいるのに、何で俺だけこんな目に合わなきゃならないんだよお!!間違ってるだろう、こんな世の中!!なあ」

刑事「だから何だ!!自分がいかに虐げられ孤独だったかを泣きながら話したら、誰かが話をじっと聞いてくれるかと思ったか!お前はなあ、ただ、強い奴に向かっていくのが怖かった、だから弱い人を選んで刺し殺した、ただそれだけだ!」

犯人「お前らに、俺の気持の何がわかるんだよ!!」
 
刑事「わかるか!バカ!!おめえの話なんかわかってたまるか!おめぇがここでいくら長いことくっちゃべったっところで、おまえの気持なんかだ~れもわからねえ。みんな自分の人生背負て精一杯忙しいんだよ。お前の人生にその退屈な人生に付き合ってる暇は、ねぇんだよ!!」

刑事2「俺はこいつの気持少しわかりますよ!」
「確かに今の世の中、理不尽で不公平でどこに救いを求めればいいのかわからない。もしかしたら、一歩間違えれば俺もこいつみたいになってたかもしれません。もし、彼のSOSを少しでも受け止めてくれる奴がどこかにいたら、こんなことにはならなかった。そんな不幸な境遇があったとは、梅木さん、思いませんか?!」

刑事「違う、それは違う。人間は生きているうちに殺したいほど憎い奴にに出会うことがある。だが、普通の人は殺さない、殺せない。こいつにも親がいる、こいつにも惚れた男か女がいる、そう思うと、そいつが人間に見えて、だから、人間は人間を殺さない。そして、殺せない。だが、こいつは違う!こいつは憎くもない人を、弱い人を選んで刺し殺した。なぜ、そんなことができたか!それは、こいつが人間じゃないからだあ!おめぇもしっかり踏みとどまって戦え!人間なら!」
 
「でも、言ってもおめぇには遅いか・・・おまえはよぉ、みんなのために死んだほうがいい、バーカ」

犯人「なに言ってんだよ、人権侵害だろうが!」

刑事「おまえに人権なんかねえ!」


オイラが思うのは想像力だと思うんですよ。
セリフの中にもあるけど相手のこと、自分のこと、相手の周囲のことそして自分の
周囲。いまここで憎むべき相手をぶちのめすほどにしなくちゃならないのか。
それは自分の人生を棒に振っても許せない怒り、正義があるのか・・・

ごく普通の人は一瞬でそれらを考え踏みとどまります。
中にはそれを弱虫だとか、気が弱いとかあざ笑う人間もいます。
しかしもしやったとしても誰もほめてくれない。
むしろ正しくても暴力を振るったらお仕舞いということもあります。

だからケンカが強くても本当に強いのは意志の力のほうだと。
踏みとどまる強い気持ち、弱虫だといわれてもぐっと堪える気持ち、それを
持ち合わせている人の方が本当に強い人であり人間というものでしょう。

思い返すとオイラも血の気が荒いほうでしたが、我慢するようになってから
の方が逆にほめられるようになったし、自分もそういう価値観を共有する
人たちが仲間になっています。そう考えると諌めてくれる仲間も大切。

今のところでは犯人側からには人間と呼べる人が少ないようで、しかし
教師や被害者の友人の一部には何とか救おうとする話もあるようです。
それでも事件に至ったのは被害者家族と地元警察のネグレト感が・・・
まあこのくらいにしておきましょう。またはっきりしたら! 
 

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