先日録画してたイモトのマナスルチャレンジを見ました。
残念ながら成功してたことは栗城氏のツィートで知ってました。
ですから、ドキドキ感が半減したのが残念です。

とはいえ、最初に画面に登場したあの光景に息を呑んだ人は多いでしょう。
世界の屋根としていろんなドキュメンタリーを見たけど、テレビが今のもの
になってからは本当に綺麗に見せてくれます。

オイラも登山やトレッキングが大好きだし、スキーもしますから山について
はそれなりの知識や経験があるけど、それも国内レベル。
世界の8000メートル級なんて想像できません。

スイスの登山鉄道でユングフラウに行ったけど、こちらはピクニック。
自分の足で登ったのはせいぜい700メートル前後ですわ。
ただ雪山の厳しさはけっこう知ってます!
そんなこんなですごいと思ってもどれだけ凄いのがもう一つ。

例えば、現在リレーマラソンをしていて、ちょっと走っているから、42キロ
のマラソンのしんどさはある程度わかりますし、知り合いは100キロなんか
にもチャレンジしてて、そちらの無理度合いは理解できます。

ただし登山はしんどさもあるけど、死の危険という別のカテゴリーもあり
ますから、単純に比べるのはダメでしょう。

それでも最近まで何も経験がなかった女性が、番組の企画とはいえ一応
お金をかけ、一流の指導者がいれば超一流の登山ができてしまうもの
なのか、それともイモト自身のポテンシャルの高さなのか考えてしまいます。

ちょっと野暮な意見でした。
本当は素直に感動したんだけど、ネット上にはそうした意見も少なくなかった
ため、ちょっと気になってしまったもので。

ところで、今回の番組はかなり高視聴率だったようですね。
ふと考えると日本テレビは無名の芸人に海外で無茶な命令をさせる前例が
あったように思います。そうです「電波少年」。

この頃のテレビ局は視聴率も下がり、企画も焼き直しが多く、いまさら昔の
番組を放映しても見る気さえ起きません。
しかし、「イッテQ」は無茶ぶりはないものの、当時の海外コーディネターとの
関係で、面白く楽しいものをやっています。

フジが苦労してるというネット報道があるけど、こちらは昔の人気番組を
そのまま流しているし、当時はしなかったジャニタレやお笑いテイストが
あまりにも多い。そこには事務所押しを断れない構造があるとのことでした。

そういうのを観察していると、視聴者は無名で、白紙の人が見ているうちに
成長していくようなものほど好意的なんじゃないかと。
「あまちゃん」もそういえばそんな感じかな。

右に倣えや、焼き直し、同じようなキャスティングに代わり映えのない企画・・・
それじゃあ、どう考えても見る気にはならないでしょう。
あ~オイラがテレビマンだったら、企画したいなあ~
そういう素人の企画をプレゼンさせるものなんかも面白いのにね。